わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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8-8
次の日のお昼休みに、璃々のもとに二人の女の子が・・・確か、前に練習を見学に来てくれた子なのだ。何か、話していたかと思ったら、璃々が
「みゅん この二人 入ってくれるってー」と、大きな声でー
「4組の篠崎美鈴です」
「境川鈴花です もう ひとりはお母さんに絶対反対と言われてー」
「そっ そうよね 知らない人からすると危険だものねー」と、私が言うと
「でも ウチ等 まだ 怖いなーって 話しているんです でも、掲示板を見て やってみようよって」
「うん いいの! 最初はみんなそうだものー 慣れるまで無理しないで ねっ 璃々?」
「そうねー そのうち 慣れるわよー」
「実は ウチ等 2組の北川さんに憧れてー だって いつも姿勢が良くってスーっとしていて 廊下歩いていても、男の子達に注目されているのにお構い無しでー この前の競技会の時だって 400m走 息も切らさず澄ました顔で走ってたのって 恰好良いんだものー そのままトップで」
「・・・泉希かぁー ウチも走った組の中ではトップだったんだけど・・も」 まぁ 入ってくれるってんだから、どうでも いいかぁー って思っていた。彼女達は今日から参加してくれることになった。帰った後、璃々が
「まぁ 泉希は良すぎるんよ きれいでー ウチ等から見ても みゅんも霞むネ」と、慰めてくれていた。
その日は、9人が揃ったのだ。プロップに桜、美玖、フッカーには身体が絞れてきた栞奈、そして、私、泉希、璃々、朝陽という連係プレーの練習で、朝陽の横には美鈴と鈴花が付いて時々交代していた。
そんな風な練習を1週間ほど続けていると、紅林先生と国守先生が揃って練習に参加してくれて、タックルとかぶつかりの練習をして、スクラムの時も美鈴、璃々、紅林先生で我がチームの相手をしていたのだ。
「なぁ 先生 そろそろ セブンズとかやったら 練習試合でも できるんちゃう?」と、私が言うと
「まだまだ なに言ってるんだ! あのなー こんなんで試合したら ボロボロで・・ それに、きっと怪我をする! あのなー 他のチームの試合を見に行ってみろ 小学生のでもいいよー」
「へっ なぁ ウチ等の実力って 全然 ダメぇー?」
「あぁ ダメ! 試合どころじゃぁないよ 小学生レベルにもいってない! ボール持つと速いけどな 相手も交わせない 前にも進めない ボールを奪われるだろうな」
「そうかぁー そんなレベルなんかぁー」
「そうだよ まだ やり始めて 数か月だろう? ラグビーを舐めるんじゃぁない もっと練習だ!」
「うぅー なんと 冷たい そこに・・愛はあるんかぁー」
私が逃げようとしていたら、ボールをぶつけられていた。
そして、練習も軌道に乗ってきたところで、期末テストが近づいてきて、しばらくは、休止して7月から再開となっていた。たっ君も中学予選の地区大会があったのだけど、準決勝敗退していた。私、そのことたっ君から聞いてもいなかったので、応援にも行けなかったのだ。私には、あいつのそういうところがイラっと思うことがあるのだ。彼女ってなんやねん? お飾りなだけなんかぁー? って
「なぁ 泉希 ウチ等 そろそろ 下のパンツだけでも 揃えよか? 体操着のままやと 洗濯も大変やんかー それやったら、練習用だけでも」
「そーやねー アンダーパンツもとなると \5000チョットするやろーなー ウチはスパイクもこおてもろたばっかー やしなー」
「そやねん だから 皆に言うのもなぁーって 思てんねん」
「新しい二人なんて スパイクとパンツとかで \10000超えるでー それでなくても 入学の時 制服とか体操着とか・・ 親に負担掛けてるやんかー ウチなんかも スパイクも おとーぉが小遣いでこおてくれたんやー」
「そうかー しゃーないな しばらく このままでいこーかー でも、スパッツは長い目がええと思う すり傷防止やー 穿いたほうがええんちゃう? 見た目 悪いけどなー みゅうみゅんは 擦り傷慣れてるから 平気やけどなー」
「あっ 出たぁー 野生の子」
「あっ なんやねん! そらーぁ みゅうみゅんは泉希みたいに 美人ちゃうでー それでも、2番目ぐらいには 可愛いんちゃう?」
「ふふっ 可愛さで言ったら 1番かもね 男の子には愛くるしいって人気だよ 誰にでも、人懐っこいしな! それこそ キャンキャンしてる」
「なんやそれ! 犬みたいやんかぁー」
「あっ 子犬の生まれ変わりか思ってたわー」
私達は、そのまま揉み合って くしゃくしゃになっていたのだ。知らない人がみたら、揉めてるんじゃぁないかと
その日 私は とても 幸せな気分になっていた。やっぱり、皆と一緒に桜中に進んでよかったぁー 泉希もいつも居てくれるし・・・自分のやりたいことが進んでいて、素敵な仲間がいるんだよ! それと、ちょっと物足らないたっ君も・・いる
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