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新オズの臆病ライオン

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第五幕その十一

「別にね」
「不思議じゃないですね」
「空中庭園にしても」
「そして他の世界の七不思議にしても」
「それも同じですね」
「そうですね」
「特にオズの国は魔法もあるから」
 こちらの技術もというのです。
「尚更だよ」
「そうですよね」
「そこは違いますね」
「昔と今は」
「そして外の世界とオズの国は」
「また違いますし」
「だからね」
 このこともあってというのです。
「今は何でもないよ」
「昔と今は違うけれど」
 臆病ライオンはしみじみとした口調で言いました。
「けれどね」
「それでもだね」
「うん、このお話は特にね」
「実感するね」
「そうなってるよ」
「そうだね」
「それじゃあね」
 臆病ライオンはさらに言いました。
「これからどんどん凄い建築も」
「出来る様になるよ」
「そうだね」
「ほら、塔だってね」
 これもというのです。
「オズの国にも凄く高い塔があるね」
「そうだよね」
「流石にユグドラシル程じゃないけれど」
「あの木は特別だね」
「けれどね」
 それでもというのです。
「何百メートルもの高さの塔もあるね」
「そうそう、オズの国には」
「そうした塔なんてね」
「昔はだね」
「オズの国でも築けなかったよ」
 そうだったというのです。
「高層ビルだってね」
「築けなかったね」
「それが今は」
「何百メートルの塔も高層ビルも」
「築ける様になったね」
「そうだね」
「そうなったしこれからも」
 未来もというのです。
「さらにだよ」
「凄いものを築けるね」
「そうなるよ」
 こう臆病ライオンにお話します。
「絶対にね」
「そうだね、じゃあね」
「それならだね」
「そうしたものを築いて」
 そうしてというのです。
「皆に利用してもらって」
「役に立ってもらって」
「楽しんでもらおう」
「そうなっていくんだね」
「是非ね、それで宮殿も」 
 この建物もというのです。 
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