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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

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7-5

 「おはよう みゅん 上原璃々も一緒にやりだしたんか?」 泉希が朝、会うなり聞いてきた。

「うん 思い切って 誘ってみたらー」

「なんで ウチには誘わへんねー?」

「だって 一緒に出来ひんって思うってー・・・ゅぅてたャン」

「思う って ゆうただけやんかぁー みゅんの親友やでー ウチはー 一緒にやりたいん 決まってるヤン 親友のことほったらかしにするんか?」

「泉希 ありがとう 一緒にやってぇなぁー やっぱり 泉希やなー みゅうみゅんの親友」

「わかった やるよ いっつも 一緒やでぇー」

 その日は、3人が揃って

「北川さんも 加わったの?」

「うん みゅんは親友やし ほっとかれへんヤン」

「そう ウチも引きずり込まれたんやけど やってみると 面白くなったきたの でも、3人 揃うと やりがいもでてきたわー」

 そして、少しパスしながら、走ったりした後、用務員さんにスコップとかレーキなんかを借りてきたので、地面を整備していると

「また ひとり 増えたのか? うん 一応 走るとこぐらいは なんとかなってきたな 手伝うよ」紅林先生だ。

「先生 そんなことまで 悪いしー いいよー 美術部の子も見てるんやろー?」

「ぁぁー 美術部と言っても 3人だけだし、今は それぞれで描いているから」

「そうかぁー でも、先生も美術部の顧問と掛け持ちで大変やなー」

「おい! みゅうみゅん 誰が顧問だって?」

「先生に決まってるヤン」

「僕は ちょっと 君達を見ているだけだよ 顧問なんて それに、もしかして、正式に部にしようとしているのか?」

「そらーぁー そうやー これから、部員も増えてくるからな!」

「・・・ それは 大変だぞ 色んなことに承認をもらわなきゃぁなんないしー」

「ひとつ ひとつ ねっ! 女子のラグビー部だって よその中学校ではやってるとこもあるんだよー ウチの中学だって・・・ それと、少年少女のラグビースクールもあるヤン」

「そらぁ 全国で見ればな せめて、ウチに男子のラグビー部でもあれば、早いんだが・・ 君達もラグビースクールでやればいいじゃぁないか」

「あかん ウチは この中学の仲間とやりたいんやー」

「そうかー 熱いのぉー」

 次の日、栞奈ちゃんが横に来て

「みゅうみゅん ウチも 一緒にやってええか? ラグビー」

「えっ もちろんやでー 入ってくれるんかぁー 大歓迎やー」

「みゅうみゅん ウチもやるわー 栞奈とは仲良しやしー 相談したんやー 陸上はまだ返事もしてへんしー それにウチからみゅうみゅんに一緒のクラブやろーってゆうたしなー」と、後ろから言ってきた。

「わぁー 朝陽もかぁー うれしいなぁー なぁ なぁー 璃々 栞奈と朝陽も入ってくれるってー」と、璃々に向かって言っていた。

 そして、5人揃った時

「これで 勇者が5人やー みんな走るの速いし 栞奈は重量戦車で強力な戦力や 練習すれば つよーぉなるで」

「うん みゅん、泉希、朝陽、栞奈 な みんな名前で呼ぶでー ええやろー ウチのことは璃々」と、璃々も盛り上がっていたのだ。私は、この人は冷たい人なんだと思い込んでしまっていたのだ。だけど最初に、私に呼応してくれたのは璃々なのだ。

 それから、2.3日して私達がボールをパス回ししていたら、横のほうに、紅林先生、サッカー部の顧問の門田先生、体育の先生で陸上部の顧問をしている岩城(いわしろ)先生が並んで私達を見ながら、何か話し合っていた。

「あーあー 僕が眼をつけていた生徒が そろって ここに居るのかぁー キャプテンがガックリするはずだよなー 4人 揃っていたら、リレーでもかなり いいところを狙えたはずなのに」

「岩城先生 仕方ないですよ ほらっ 声を出し合って、頑張ってるし みんな楽しそうだ ヤル気にあふれている うちのクラブの連中にも 見習えって言いたいですよー」と、門田先生が言っている。

「そーですよ みんな 熱いです 僕もみゅうみゅんの熱意に負けてしまってー 担ぎ出されたんです」

 3人とも声が大きいので、全部聞こえていた。

「僕はね 校長とか職員会議で 正式にこの空地を彼女達の練習の場として使わせ欲しいって言うつもりなんです」と、紅林先生が

「そうだね このままって訳にいかんものなぁー 彼女達が勝手に始めたとはいえな  承認が降りたら、僕も グラウンドの整備 部員達みんなに手伝うように言うよ このままじゃぁ 早々にやらなきゃー怪我するしな そんなことになったら 問題だよ」

「門田先生 ありがとうございす 彼女達もやってるんですけど まぁまぁ 広いものでー 練習した後だから、なかなか進まなくて」

「うん みんなで やれば すぐ なんとかなるよ それに、運動部の顧問としても見ない振り出来ないよー 紅林先生も女子ラグビー部の顧問にならんとしゃーないですなぁー」

 それを聞いた私は、みんなを集めて、先生たちにお礼を言っていたら、

「君達は 陸上部のホープになるはずだったんだから 頑張ってやるんだぞー」と、岩城先生も笑いながら言ってくれていた。

 私達は、声を揃えて、おー やるぞーと・・・叫んでいたのだ。こうして、私達の1ページが始まった。 
 
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