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ヘタリア学園

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第千二百七十二話  恐怖の統治

第千二百七十二話  恐怖の統治
 モンゴルの統治はどんなものだったか。ハンガリーが証言してくれました。
「ロシアさんそのままでした・・・・・・」
 真っ青な顔で言います。気丈な彼女がです。
 ウクライナもです。涙顔で言います。
「凄かったのよ。もうね、夜も寝られない位にね」
 そこまで凄かったというのです。まさに苛烈そのものだったのです。
「日本さんですか?モンゴルさんとはとても比べられませんよ」
「そうよ。もうね、天国と地獄位違うから」
「天国と地獄か」
「マジでそうだったんだな」
 イギリスとフランスは二人の話を聞いてそのことを確信するのでした。
「それで韓国が言うのは日本に対してだけか」
「全然わからねえな」
 しかもです。彼の場合はそれだけではなかったのです。
「あいつの昔の上司もな」
「酷過ぎたからな」
 その酷さがこれまた筆舌に尽くし難いものだったのです。韓国の昔の上司の政治はそれこそリアルで北斗の拳とかバイオレンスジャックとかそういう世界だったのです。
 それと比べれば直後の日本の上司の政治とは。まさに別物だったのです。
「その頃は理想の時代だったっていうんだよな」
「何処がだ?って思うんだけれどな」
 それでも韓国はモンゴルやかつての上司については何も言いません。言うのはやっぱり日本に対してだけ、それが彼なのです。


第千二百七十二話   完


                                         2010・3・5
 
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