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ドリトル先生とラーメン

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第二幕その九

「他の人達にもてなしてもらって料理人さんが一生懸命作ってくれたものにね」
「文句ばかりならね」
「それならだよね」
「どうにもならないね」
「僕はそんな人がいたらね」
 それならというのです。
「もう食べない方がいいってね」
「思うよね」
「先生は誰にも悪いことを言わないけれど」
「それでもね」
「人のおもてなしや努力を無下にするなら」
 それならというのです。
「もうね」
「食べない方がいいね」
「それなら」
「まあサプリメントとかでいいよね」
「お口にするのは」
「何があっても人の好意や努力をいつも傷付けたり無視するなら」
 それならというのです。
「見ている方も凄く不愉快だしね」
「ご自身がどう思っていても」
「周りはもっとだよね」
「不愉快よね」
「そうだよ、お店のお料理が口に合わないからってお店の中で怒鳴り散らす位にだよ」
 そうした行為と同じ位にというのです。
「酷いよ」
「そうだよね」
「そうした行為はね」
「問題外だよね」
「だからね」
 それでというのです。
「そんな人は今はサプリメントがあるから」
「それで栄養を摂取してね」
「食べなくていいね」
「飲まなくてもいいね」
「そうだね」
「残念だけれどそう思うよ」 
 先生は悲しいお顔で言いました。
「本当にね」
「全くだね」
「世の中そんな人もいるんだろうね」
「何をしてもらっても食べさせてもらっても文句ばかり」
「感謝しない人が」
「感謝の心がないとね」
 それならというのです。
「それだけでね」
「人は駄目だね」
「もうね」
「それだけで」
「そうだよ」
 本当にというのです。
「そんな人になってもいけないしね」
「付き合ってもね」
「そうしてもよくないね」
「そうした人とは」
「そうだよ、生き方も人格も疑うよ」
 そうした人はというのです。
「本当にね」
「全くだね」
「ラーメンでも何でもだよね」
「そんな人はおもてなししたくないし」
「ご馳走したくもないね」
「何か食べる資格もないね」
「そう思うよ」
 心から言う先生でした。
「そんな人はね」
「世の中そんな人もいるよね」
 王子も言いました。 
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