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新オズの臆病ライオン

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第一幕その三

「わかったらしいのよ」
「成程な」
「それでね」
 そのうえでというのです。
「あの子達が何処に出て来たかはね」
「わからなかったか」
「それはこれから調べるって」
 その様にというのです。
「言ってたけれど」
「わしの家にだよ」
 そこにというのです。
「出て来たよ」
「そうだったのね」
「それで今は待ってもらってるがな」
「あと二十分位でそちらに行くし」
 ドロシーはおじさんに答えました。
「それじゃあね」
「ああ、こっちに来たらな」
「神宝達とお話をするわ」
「そうするか」
「ええ、じゃあこのままね」
「こっちに来てくれるな」
「そうさせてもらうわ」
 おじさんに笑顔で答えてでした。
 そのうえで携帯でのやり取りを終えてです、おじさんは五人にドロシーとのやり取りのことをお話しました。
「そういうことでな」
「そうですか、それじゃあですね」
「僕達はこのままですね」
「こちらで待たせてもらって」
「ドロシーさん達と合流して」
「ギリキンの
国に行くんですね」
「そうしたらいい」
 おじさんは五人ににこりと笑って応えました。
「是非な」
「わかりました」
「そうさせてもらいます」
「あと二十分位でしたね」
「じゃあすぐですね」
「それ位ですと」
「そうだな、まあお茶を飲むなり遊んでな」 
 そうしたことをしてというのです。
「待っていてくれるか」
「あっ、よかったらお手伝いしていいですか?」
「お二人のお仕事を」
「丁度畑仕事をしておられましたし」
「よかったらです」
「お手伝いさせて下さい」
「別にいいわよ」 
 おばさん¥が笑って応えました。
「あと少しで一段落するから」
「気持ちだけ受け取っておくよ」 
 おじさんも言います。
「だからな」
「あんた達はそうしていなさい」
「お茶を飲むなり遊んだりしてな」
「そうしたことをしてね」
 こう言うのでした。
「お茶畑の近くのテーブルにあるわ」
「よく冷やしたレモンティーがあるぞ」
「お菓子もあるからね」
「そちらを楽しんでくれるか」
「それか遊んでね」
「そうしたことをしてな」
「それじゃあ」
 五人はお二人に言われてでした。
 それならとなってまずは五人でかくれんぼをして遊びました、そして暫くしてからお茶とお菓子を楽しみましたが。
 ドロシーが来ました、そのうえでまずはおじさんとおばさんに挨拶をしました。 
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