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夢幻水滸伝

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第三百二十話 州の南から北へその十

「イタリアに行ってた軍隊からはじまったんや」
「その様ですね」
「こちらではスパゲティが伝わってから出来ましたが」
「あるシェフが生み出したもので」
「食材があってな」
 アメリカ軍にというのだ。
「ベーコンとか生クリームとか卵とかな」
「そういったものを用いて」
「それで生み出したのですか」
「そうなのですか」
「イタリア人に何か作ってくれって言うて」 
 そうした食材を使ってである。
「出来たもんや」
「そうなのですね」
「それが起きた世界のカルボナーラですね」
「そうしたはじまりでしたか」
「それで食うとな」
 そうすればというのだ。
「美味くてな」
「定着したのですね」
「起きた世界ではそうなのですね」
「起きた世界のカルボナーラは」
「そや、それでこうしたもんもあるし」
 カルボナーラをさらに食べつつ話した。
「他にもスペアリブとかチキンナゲットもあるし」
「決してですね」
「アメリカ料理は悪くないですね」
「美味しいと言っていいですね」
「そう思うわ」
 今度はスペアリブを食べて言った。
「デザートも豊富やしな」
「アイスクリームもありますし」
「アップルパイも」
「ケーキも欠かせません」
「そう考えますと」
「ほんま充実してるわ」
 アメリカのデザートはというのだ、見れば彼等の前にもデザートがかなりの量と種類で用意されている。
「この通りな」
「そうですね」
「これで何処が悪いか」
「その評価が理解出来ません」
「どうにも」
「そや、アメリカは建国当初はな」
 この頃はというのだ。
「もう兎に角食べる」
「それが第一でしたか」
「トウェイン様達が起きられた世界では」
「そうでしたか」
「しかもあのイギリスからの移民が殆どやった」
 トウェインはここでは少し苦笑いになって述べた。
「こっちの世界でも有名な」
「ああ、あちらはですね」
「まさに本物ですね」
「お料理については」
「言うまでもなく」
「そや、ほんまにまずくてな」
 それでというのだ。
「あそこからの移民しかも貧しい人が多くてな」
「どうしてもですね」
「食生活はよくなかったですね」
「食べられればいいという様な」
「そこに宗教的な理由もあった」
 さらにというのだ。
「清教徒が多かったんや」
「あの質素なことこの上ない」
「極めて禁欲的な」
「あの人達ですね」
「こっちの世界のアメリカにもいてるけどな」
 清教徒、プロテスタントの一派である彼等はというのだ。ただしこの世界ではこの宗派は他宗派それに他宗教との折り合いはいい。 
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