| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

4-7

 お盆明け、泳ぐのも最後ということで、たっ君を市民プールに誘ったのだ。バスに乗って行くのだけども、スライダーとか流れるプールなんかもあって、まぁまあな感じ。私は、おにぎりを二つずつ用意していた。その他にもウィンナー程度を。

 更衣室を出てきた時、たっ君は私を見ていて、視線は胸の部分に・・・

「なんやのー じーっと 見てー」

「いや 前より、成長したなー と」

「当り前ヤン たっ君 やーらしい やっぱり 興味あるんやねー」

「そーいうわけちゃうけどー そんな大きかったかなってー」

「ほっといてー 少しくらい ないとなっ・・・」

 たっ君は枕型のフロートを用意してきてくれたので、それに二人で掴まって、流れるプールで泳いで、その後は、スライダーとかで楽しんだ。

「みゅうみゅん こういうのって もの足らんやろー?」

「だねー やっぱり、飛び込んだり、潜ったりせんとなー でも、たっ君と一緒やから ええねん」

 と言いながらも、お昼におにぎりを食べた後、時間を持て余して、早々に帰ってきたのだ。だけど、一度だけ、私はプールの中で、たっ君に抱きついたりしたのだけども・・。

 夏休みが終わる前、泉希が宿題の仕上げと言うことで、ウチにやってきた。彼女、珍しいことに、白いプリーツのスカート姿だった。

「泉希 スカート穿くことあるんやー」

「悪いかぁー ウチかて たまにはなー 女の子やもん」

「へぇー 女の子ねぇー」

 そして、宿題をお互いに点検しあって、お昼ご飯はふたりで木の葉丼っていうのを作ってみた。

「う~ん うまい 上出来だね」

「うん みゅん 才能あるんちゃう?」

「そんなことないよー 味付けは泉希がやったヤン」

「でも この 卵のとろとろ加減 みゅん ヤン」

「うふふっ 泉希とは 息 ピッタリやねー」

 そして、私は事務所に居るじっちゃんとばっちやんにも作っていると

「ねぇ 今日は、会社の人 ふたりだけ?」

「そーだよ 他は、配達とか 営業みたい」

「ふ~ん」

「なぁ この前、たっ君とプール 行ったんだー だけど 海と違って あんまり面白くなかった」

「だろうねー 人も多いから いちゃいちゃも できんしネ」

「そんなことするつもりも無いけどなー あのなー プールの中でな 一度だけ、たっ君に抱きついていって あそこ つーぅっと 撫でてみたんやー どんなかなって 興味あったからな みゅうみゅんは やーらしいんやろか?」

「へぇー まぁ ウチ等とちゃうから 興味あるよねー 男の子もウチ等のおっぱい 興味あるヤン?」

「だよね たっ君も最初 みゅうみゅんの胸 見てた」

「そーだよ みゅんみたいな ペチャパイでもなー」

「こらぁー 悪かったなー」と、私は泉希に襲い掛かってベッドに押し倒していくと

「みゅん ウチ ヨッさんとプールに遊びに連れてってもらったんやー」

「えっ エッぇー いつうー?」

「この前 ヨッさんの休みの日 ウチがなー 無理やり頼んだんやでー みゅんには内緒にするつもり無かったんやけどー ふたりで行きたかったんやー」

「まぁ 別に・・ みゅうみゅんに言うことも無いけど・・・ びっくりやー でも・・・ なんとなく 泉希がヨッさんのこと 好きなんやろーなって・・・ 感じていた」

「ウン 好きなんかもネ 向こうは ウチのこと 子供扱いやけどー」
 
「そーやろなー あいつ 女の子には 興味ないみたいやものなー 泉希にだけ ちゃうけど・・ でも、みゅうみゅんも 何となくカッコいいなって思うょ」

「それでもなー スライダーでペァで滑れるとこあるネン そこでな、ウチが前でヨッさんが後ろから支えて滑るんやけどなー 背中からウチのお腹に腕を廻してきて ウチなー 最初は意識してしまったんやけど、ヨッさんはごく自然と・・・そんでもなー その時にな お尻にヨッさんのあそこが大きいなってくるん 感じたんよー きっと 女 感じてたんやわー ウチもず~んってきたけど や~らしいんやろかー うふっ」

「・・・ 女の子だって あそこには興味あるよなー 不思議な物体やもん! みゅうみゅんはおとんとか弟のん 見慣れてるんやけど、触ったこと無いしなー どんな感じなんやろー 固いんか、柔らかいんかなー」

「うーん 柔らかいんやけど、固いんやー」

「なんやー それッ そうや! 泉希って ウチより ずーっと 女っぽいもんなー 美人やしー だから、ヨッさんのも大きいなったんやなー」

「そんなん ちゃうやろけど・・」

「なぁ 思い切って 好きって 言っちまぇばーぁ まだ ゆうて無いんやろー?」

「ウン でもー 子供扱いやからー あのバーベキューの夜も送ってもらったやんかー ウチが腕を組んでいっても なんにも反応無かった」

「うんまぁ あん時は・・ みゅうみゅんも 釘さしたから 変なことするなって あぁ それで、来た時も さっき事務所見て、探すよーに ヨッさんのこと」

「ふふっ 会いたかってん ばれたかー」

「泉希って スキッとしてるかと思ったら 以外と 好きになったら、崩れやすいんやなー」

「ウン かもね あの日から ウチな 彼に逞しい腕で、思いっきり抱きしめられたいって 夜も・・妄想するようになってー」

「は~んー みゅうみゅんよりも 重症やねー わかったー みゅうみゅんも それとなく 応援するよー 親友の初恋? だものネ!」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧