| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百八話 ケンタッキー州占領その三

「起きた世界で言うとBー十七とかBー二十四とか」
「ああした爆撃機っすね」
「戦闘機も必要やが爆撃機も必要や」
 こちらの機体もというのだ。
「そやからな」
「これから開発するっすね」
「そして敵の基地や工場を攻撃するんや」
「ええですね、やっぱり空からの攻撃です」 
 ジェーンもそれはと賛成した。
「ではこれからですね」
「そうした爆撃機も開発するで」
「わかりました」
「それでな」
 メルヴィルはさらに話した。
「我が軍は空母を使ってるな」
「あの艦ですか」
「これからは艦載機であるだけでなく」
 それに限らずというのだ。
「陸上でも使えるな」
「そうした機体もですか」
「開発してな」
 そうしてというのだ。
「用いたいな」
「そうですか」
「トウェインもそう考えてるやろな」
 カルフォルニアを拠点としてアメリカ西部の統一を進めているアメリカのもう一人の神星の彼もというのだ。
「そやろな」
「あの人もですか」
「そやろな、こうしたことは考えるな」
 そうだというのだ。
「やっぱりな」
「六将星の方ともなると」
「わし等は戦の星や」
 戦うことを主な役目としている星の者だというのだ。
「そやからな」
「こうしたこともですか」
「普通に考えるからな」
 だからだというのだ。
「あいつの性格も考えるとな」
「艦載機と陸上機は同じ機種にしますと」
 どうなるかとだ、ヴォネガットは考えて言った。
「どちらでも使えます」
「あと製造するにもや」
「同じ機種やと製造コストが安く済みますね」
「よおさん造れてな」
「合理的ですね」
「そやからな」
「統一しますね」
「単発の戦闘機や攻撃機はな」
 こうした機体はというのだ。
「そうするで」
「これからは」
「そしてな」  
 メルヴィルはさらに話した。
「パイロットも出来るだけな」
「空母にも行ける様にしますか」
「空母での発着は難しい」 
 このことはこの世界でも同じである、何百メートル何万トンもの大きさの空母も空から見れば針の様に小さいのだ。
 そこからの発着特に着艦は難しい、メルヴィルはその難しさについても言うのだ。
「垂直離着陸やと兎も角な」
「そうした機体かヘリコプターでないと」
「ヘリの開発もしたいが」
 この機種もというのだ。
「そやけどな」
「あれは難しいですね」
「今のわし等の技術ではな」
 そのレベルではというのだ。
「まだや」
「あの機種については」
「魔術や錬金術を使ってもな」 
 この世界の科学以外の技術もというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧