おぢばにおかえり
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第七十五話 天下茶屋その二十三
その笑顔で、です。新一君はさらに言いました。
「寂しいしここ来る意味ないわ」
「天下茶屋にもやね」
「そう言ってくれるんやね」
「そやで、そやからな」
新一君はさらに言いました。
「長生きしてな」
「そうするで」
「新一の言う通り百歳までな」
お二人も新一君ににこにことして答えました、そうしてです。
私にお顔を向けてこう言ってくれました。
「新一可愛がってな」
「やんちゃな子やけどな」
「はい、新一君は高校でも大教会でも後輩ですから」
私は心から誠実に真面目に答えようと意識しながら答えました。
「頑張ります」
「宜しくな」
「そうしたってや」
「そうさせてもらいます」
お二人に約束しました。
「心から」
「そうしてやで」
「新一もせいじんするんやで」
「僕もいさんでくわ」
新一君も言いました。
「そうしてくわ」
「そうしてやで」
「ええ人になるんやで」
「そうなるわ、そして将来は」
お二人から私にお顔を向けて言いました。
「ええ教会長さんになるわ」
「何でそこで私見るの?」
「駄目ですか?」
「駄目じゃないけれど」
それでもです。
「そこで私見る必要ないでしょ」
「そこはおいおい」
「お話するっていうのね」
「はい、それでなんですが」
新一君は私にさらにお話しました。
「おばちゃんとポポちゃんも時々おぢばに帰るんで」
「それで詰所にも来られるのね」
「その時は宜しくお願いします」
今詰所に住ませてもらっている私にこう言いました。
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