夢幻水滸伝
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第三百四話 二十州掌握その十三
「エミリーちゃんがや」
「攻めますか」
「そや、そしてや」
そのうえでというのだ。
「攻めてもらうで」
「アパラチア山脈を越えてですね」
「そうしてもらう、尚兵は百満を動員するけどな」
五大湖との戦にというのだ。
「わしは七十万でな」
「ワテクシは三十万ですね」
「それで頼むで」
「やはり主力はメルヴィル君ですね」
「その方がええやろ」
「やはり六将星です」
彼がそのうちの一人であることから話した。
「そやから」
「そや、わしが主力を率いてな」
「戦うことがですね」
「ええやろ」
「その通りですね」
ボームもその通りだと賛成の意を述べた。
「この場合は」
「それでや」
「百万のうち七十万ばメルヴィル君ですね」
「陸軍と空軍のな」
この二つの戦力のというのだ。
「それを率いてな」
「攻められますね」
「そうするで、そして水軍はホーソーンや」
彼にも言った。
「五大湖の方からな」
「水軍を使ってですね」
「五大湖の制海権いや制湖権をな」
「掌握して」
「連中の軍需物資を止めるんや」
「そうしますね」
「そして軍港や軍艦も攻撃して」
そうもしてとだ、メルヴィルはホーソーンに話した。
「上陸もな」
「敵に隙があれば」
「するんや、敵の本拠地はシカゴやが」
「あの街もですね」
「攻められたらな」
その時はというのだ。
「上陸してな」
「制圧しますね」
「そうするんや」
「それを目指してもええですね」
「ああ、頼むで」
「そうさせてもらいます」
「三方向から陸空水全ての戦力を用いる」
メルヴィルは今度は仲間達全員に言った。
「そして勝つで」
「そうしますね」
「ああ、有利な状況やとな」
エミリーに応えて話した。
「その有利になってる条件をな」
「全てですね」
「使ってな」
そしてというのだ。
「勝つんや」
「それが戦ですね」
「ほなその準備をな」
これをというのだ。
「全て整えてな」
「そうしてですね」
「勝つでほな」
「さて、敵の防衛ラインも調べてく」
そちらもというのだ。
「このままな、そしてな」
「敵を丸裸にですね」
「してな」
エミリーにあらためて話した。
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