ライブジャスティスシリーズ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
正義の執行者と一つの予感。
イースナ「ここが科特隊本部か」
戦いを終え、ライブジャスティスに身を置く決心をしたイースナは狂三とムサシと共に科特隊へとやって来た。
ムサシ「それでは案内するよ」
狂三「まずは会っていただきませんといけないお方がいるので、わたくしは少し引かせてもらいますわ」
ムサシ「それならまた後で」
イースナと共にムサシは司令室へと向かうのだった。
司令室。
エド「待っていたよ、イースナ君。」
司令室でコーヒーを淹れるエドにイースナは腰を下ろす。
イースナ「お主が今のライブジャスティスの司令官か、宇宙人とは驚いた」
コーヒーを差し出すとエドは話を始めた。
エド「では、改めて。私はゼットン星人エド、この科特隊でライブジャスティスの四季を取っている。君の事は総二君とトゥアール君から話を聞いている、我々の力になってくれた事を感謝するよ」
イースナ「それはこちらもじゃ、メガ・ネを救ってくれた事はムサシから聞いた。ありがとう」
エド「ムサシ君も二ベルコルとの戦い、ご苦労だったね。君のおかげでこちらもひとまずは安心だ、ディアボロスメモリはこの世に存在してはならない物だったからね」
ムサシ「はい、こちらもディアボロスメモリはこの世界に破滅を齎す物ゆえに破壊して正解でした。後残るはギガバトルナイザーですね」
エド「やはり、鍵を握るのはユースティティアと言う訳か」
そこでイースナが切り出す。
イースナ「士も言っていたがユースティティアと言うのは何者だ」
するとエドは語り始める。
エド「ユースティティアとは、我々が追っている敵の側近で、名をユースティティアドーパントと言う。それと同時にとある探偵2人が調べた結果、ハロウィンで起きた風鳴訃堂失踪事件に深く関わっているとの事だ。それ以外は情報が掴めず、我々は彼との接触を目的に特殊部隊、AST(アンチスピリットチーム)を再組織した」
イースナ「ASTを?」
エド「入り給え」
するとイースナの前に白い隊服に身を包んだASTが現れた。
イースナ「折紙、真那、それと君たちは……」
マリア「お初にお目にかかります、私達はS.O.N.Gより派遣されたシンフォギア装者、マリア・カデンツァヴナ・イヴです」
調「同じく、装者の月読調」
切歌「暁切歌デス、仲良くしてくだサイ!!」
イースナ「あの3人以外にもシンフォギア装者がいたのだな」
ムサシ「ああ、同じく次元融合のよってこっちに飛ばされてきたんだ」
調「あなた達ライブダークネスのおかげでこちらも動きやすくなった」
イースナ「ライブダークネス?」
すると突然狂三がやって来る。
狂三「今回二ベルコルの討伐参加したわたくしたちの事のようですわ」
それを聞いたイースナは笑みを浮かべた。
イースナ「ライブダークネスか、悪くは無い」
ムサシ「そうだね」
狂三「ああ、それとマリアさん達に伝言ですわ、今夜士さんがこちらにいらっしゃるので本部入口の外で話がしたいとの事ですわ」
切歌「士さんのお話?」
調「何故このタイミングで」
マリア「他に何か聞いてないのかしら」
狂三「ええ、それだけですわ。ただ、恐らくは任務についての事について何かあるのかもしれないですわ」
イースナ「士……」
イースナは余りにも曖昧過ぎる士の行動に対し気付き始めていた。
何故士は全てを話そうとしないのか。
イースナ(奴は、本当に味方なのだろうか……)
その夜
士「待ってたぞ」
士は科特隊本部の前の広場で壁に寄り掛かり、アイスを食べていた。
マリア「話とはなんだ」
士「そう焦るな、ほらよ」
そう言うと士はコンビニの袋に入ったアイスを手渡す。
切歌「おお、宇治金時デス」
調「何のそのチョイス」
士はアイスを食べながら話を始めた。
士「ユースティティアドーパントについて、少し昔話をしようと思ってな」
マリア「なんだと」
士「旧世界において俺は今戦っている勢力に身を寄せていた時代、少々変わり者のある科学者を救った事がある」
調「科学者?」
士「その科学者は死にかけにも関わらず、自らの野望の為には命の犠牲すら厭わない危険な奴だったが、様々な世界を旅する中で、ありとあらゆる技術を自分のモノにしていった。そして二ベルコルが仲間になった際、俺達は旧世界である機密組織を襲撃した際に、そいつは真の意味で変身した。
ネフィリムドライバーによる力でな」
マリア「ネフィリムドライバー?
ネフィリム!!」
士「そのネフィリムドライバーで変身したドーパントこそユースティティアだ。そしてその男は……
お前たちにとっては亡霊だ」
士はアイスを食べ終わると胸ポケットに棒を刺す。
士「話は以上だ、期待している」
去り行く士を唖然として見送る3人。
調「まさか……」
この時調はある一つの予感を感じていた、
だがこの調の予感は思いもよらない形で的中してしまうのだった。
二ベルコル戦闘地区
バサッ
ビルの上から花束を投げる白服の男。
???「あなたは十分役に立ちましたよ、二ベルコル。次は僕の番だ」
その男は、正義の執行者
ページ上へ戻る