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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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最終話 物語、大団円を迎えるのことその三

「さあ、今日は特別ですよ!」
「まずは張三姉妹!」
 共にいる韓浩も言う。
「それに袁術殿、張勲殿、郭嘉殿の偶像支配!」
「そこに魏延殿も加わって四人です!」
 今日の偶像支配は四人だというのだ。そしてだ。 
 彼女達だけでなくだった。他には。
「大喬小喬の姉妹!」
「そして孔明さんと鳳統さんのはわわあわわ軍師コンビ!」
「孫権殿と周泰殿!」
「バンドオブファイターズ!」
「皆さん揃い踏み!」
「その歌をどうぞ!」
 こうしてだ。その面々が歌いだった。
 歌う。そしてだった。
 馳走もあった。そこにはだ。
 馬超と許緒、それにだ。
 張飛にドンファン、チン、ケンスウやジャックといった面々がいてだ。
 とにかく食べまくっていた。そうしてだ。
 許緒は笑顔で料理を作る面々にも言ったのだった。
「一緒に食べようね」
「ああ、これができたらな」
「一緒にね」
 崇雷とだ。典韋だった。他には舞がおせち料理を出してビリーも卵料理を作っている。
 リチャードとボブもだ。シェラスコを焼いている。その肉を食べながらだ。
 孫尚香はだ。呂蒙に尋ねていた。
「絵描けたの?」
「はい、実は」
 見れば呂蒙は絵を描いていた。孫権を描いているがそれがだった。
 かなり見事だ。その絵を描きつつ応えたのである。
「好きで」
「上手じゃない」
「はい、有り難うございます」
「さあ、酒じゃ酒じゃ」
 黄蓋は酒を諸葛勤や太史慈にそれを勧めている。
「どんどん飲むぞ」
「私達も歌うか」
「そうだな姉者」
 夏侯姉妹は歌おうとしていた。そしてそこに曹仁と曹洪も続く。
 徐晃もだ。今は飲んでいた。猛獲にトラ、ミケ、シャムはだ。
「おっぱいなのだ」
「おっぱいが一杯にゃ」
「こんな宴になるとは思わなかったにゃ」
「最高だにゃ」
 こうだ。黄忠に厳顔、陸遜の間を飛び回りだ。
 そのうえでだ。はしゃぎ回っていた。そしてだ。
 その中でだ。ジェイフンはだ。公孫賛にだ。こっそり言っていた。
「じゃあ次はですね」
「そうだ。やはり私は包丁しかないな」
「それで目立つんですね」
「世の中目だってこそだ」
「全くだな」
 華雄も公孫賛に頷いていた。
「長生きをしてな」
「これからはより目立ちたいものだ」
 こう話していた。そしてだ。
 その中でだ。于禁はだ。
 三姉妹や袁術達を見ていた。そこにだ。
 馬岱が来てだ。笑顔で言った。
「じゃあ一緒にですね」
「うん、楽しむの」
「いやあ、忙しいわ」
 李典は舞台を巡っていた。そのからくりの調整だ。
 楽進も手伝いだ。そして言っていた。
「だが楽しいな」
「まあそれはな」
 アクセルやマイケルもアシスタントにしてだった。頑張って働いている二人だった。
 そしてその中でだ。キムとジョンはだ。
 いつもの面々にだ。説教をしていた。
「いいか、この宴の後はだ」
「後始末の奉仕にです」
「そして向こうの世界に戻れば修業だ」
「楽しんでやりましょう」
「ちぇっ、俺達の幸せってな」
「縁のないものでやんすね」
 チャンとチョイは項垂れながら涙を流していた。
「どの世界に行っても旦那達と一緒かよ」
「地獄は永遠でやんすよ」
「俺も何でこうなったんだよ」
 山崎もいる。勿論彼もさめざめと泣いている。
「世の中不公平だよな」
「ああ、本当にな」
「不幸は集中するものでやんすよ」
「ではこれからもだ」
「宜しくお願いします」
 二人だけが上機嫌だった。修業地獄も続くのだった。
 
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