| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ライブジャスティスシリーズ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

通りすがるは二人のライダー

暗闇に染まり、灯りが輝く歓楽街。それぞれメンバーは二ベルコルとの戦いの為、この歓楽街に来ていた。

イースナ「本当に来るのか、奴は?」
大樹「呼び出すまでさ、これでね」

狂三「それは……」
ムサシ「ディアボロスメモリ、まさか残っていたなんて……」
士「アイザックの置き土産、十の魔王の力を束ねて生まれた最悪のメモリ。本当なら澪に預けるモノなんだが良いのか?」
イースナ「あの男がこんな恐ろしい物を遺していたのか……」
大樹「どちらにしても使わなきゃ始まらない、行くよ」

大樹はディアボロスメモリを掲げ、能力を発動する。

大樹「神蝕篇帙……」

神蝕篇帙の未来記載を発動し二ベルコルを誘導する。

そして……

バァサッ!!

巨大なコウモリの翼を広げ、それは現れた。

二ベルコル「ようやく戦う気になったみたいだね、イースナちゃん」
イースナ「目的は何だ?」
二ベルコル「グラスギアをこちらを渡してほしい」
イースナ「何故グラスギアを狙う」

二ベルコルはコウモリの翼をしまうと語り始める。

二ベルコル「グラスギアを欲しがってるモノ好きさんが居てね、それを手に入れれば人工制御式のエレメリアンを完成できると語っているの。意のままに動き、無限に生み出せる戦争兵器としてね、素敵でしょう」

イースナはその言葉を聞くと静かに服の内側からグラスギアを取り出す。

イースナ「無限に生み出せる戦争兵器として、だと。妾がこれまで意思を共にしてきたエレメリアンたちは争う事はあれど、戦争の兵器などでは無かった。

散って行った仲間たちを人を傷付ける兵器にするなら、それはエレメリアンではない!!彼らの為にもお前を止めてみせるぞ!!」

狂三はザフキエルメモリを取り出すと立て続けに士がディケイドライバーを装着し、大樹はディエンドライバーを構え、ムサシはナイフ型のフルートを引き抜いた。

狂三「手を貸しますわ、イースナさん」
士「余計な事をするなよ、海東」
大樹「それは守れないな、お宝しか眼中に無いから」
ムサシ「皆の為にも、自分の使命を全うする」

ザフキエル!!

狂三「霊装」

狂三はザフキエルメモリを太腿に突き刺し、精霊の姿に変身した。

イースナ「グラスオン!!」

イースナはグラスギアを展開し、ダークグラスパーに姿を変える。

ブオン

カチッ

士「変身」

カメンライド・ディケイド!!

カメンライド

大樹「変身」

ディエンド!!

ライダーカードを使用し士は仮面ライダーディケイド、大樹は仮面ライダーディエンドに変身する。

ムサシ「皆行くよ!!」

5人は二ベルコルに強襲をかける。

二ベルコル「それじゃあ、存分に戦わせてもらうよ!!」

二ベルコルは神蝕篇帙・頁でソードを形成して迎え撃つ。

その最中

狂三「旧世界では考えておりませんでしたが、

まさかあなたと背中合わせで戦う事になるとは……」

グラスパー「全くじゃ、だが一つ言わせてもらうとすれば

妾はヒーローを名乗る資格はない、妾の信念を貫く、それだけじゃ」

グラスパーはダークネスグレイブを手に飛び上がり、斬撃波の雨を浴びせる。

二ベルコル「うわぁ、予想以上に危ないね」
大樹「僕の相手もしてもらうよ」

ディエンドはカードを装填する。

アタックライド・ブラスト!!

ディエンドの銃撃が二ベルコルに向かう。

二ベルコル「それならこれで」

二ベルコルはメモリを取り出し、スロットに装填する。

リフレクター!!

リフレクターマキシマムドライブ!!

バチバチバチィ!!

二ベルコルはエネルギーの壁を生み出し、ディエンドの銃撃を止めるとそれを反射する。

だが……

アタックライド・スラッシュ!!

二ベルコル「!!」

二ベルコルは即座にソードで攻撃をいなす。

ディケイド「やはり、リフレクターはエネルギー攻撃以外は跳ね返せないようだな」
二ベルコル「それでも、十分強力だけどね」

二ベルコルはさらにメモリを取り出す。

ヴィジョン!!

ヴィジョンマキシマムドライブ!!

すると二ベルコルは5人に分裂する。

コブラ!!

コブラマキシマムドライブ!!

五人に二ベルコルの左腕にコブラの尾が装着され、それをブレードにする。

狂三「お得意の分身戦法でも少しは考えた様ですわね、ですが……」

狂三は銃をこめかみに当て、能力を発動する。

狂三「刻々帝一の(ザフキエルアレフ)!!」

狂三はその瞬間に高速で移動し、二ベルコルの複製体に銃撃を浴びせる。次々に打ち込まれる弾丸はスピードで回避は不可能であり、二ベルコルの複製体は被弾する。

ムサシ「月の加護よ、空を貫く閃光の矢を」

ムサシは音色を奏でるとムサシの周囲に光の矢が7つ出現する。

ムサシ「光より貫け、満月と慈悲の聖矢(フルムーンレイアロー)

その瞬間光の矢は眼で視認できない光の速さで二ベルコルを貫通する。

二ベルコル「ぐああ……」

腹部に攻撃を受けた二ベルコルの本体、それと同時に複製体が消滅する。

ムサシは更に音色を奏でる

ムサシ「月の加護よ、水より透き通る不可視の姿を


その身に纏え、見えざる影の聖衣(インビジブルドレス)

ムサシが姿を消すと二ベルコルはガイアメモリを取り出すが……

二ベルコル「姿を消したってそんなの……」

バキィィ!!

二ベルコル「が、ガイアメモリが……」

突如として破損するガイアメモリ、

ズバァ!!

二ベルコル「があああああ!!」

二ベルコルの両足を斬りつける、そしてその後ろでは……

ムサシ「驚いたよ、まさか透明になれるアタックライドもあるなんて」
ディケイド「俺の力は全てのライダーの力、だからな」

まともな攻撃を受けた二ベルコル、勝利を確信した狂三は銃を突き付ける。

狂三「あなた負けですわ、大人しく死んでいただけないかしら?」

二ベルコル「ふふッ、確かに今の私は絶体絶命、だよね」
グラスパー「負け惜しみか、あるいは命乞いか?何がおかしい」

二ベルコル「だって、使いたくても使えなかった切り札。これで遠慮なく使えるんだもん」

ガチャッ!!

狂三「それは!!」

二ベルコルは服の袖を破るとそこには3本のガイアメモリがマウントされていた。

大樹「次世代型タイプのガイアメモリ、何故君が!!」

二ベルコルは痛みを感じながらもゆっくりと立ち上がる。

二ベルコル「この次世代型はある組織に襲撃をかけた際に手に入れたモノ、本来ならロストドライバー用のモノだけどあの人が使えるように最適化されたもの」

士「まさか……ユースティティアか!!」
狂三「ユースティティア?」

二ベルコル「見せてあげるよ、ガイアメモリの境地」

スパイダー!!

スパイダーマキシマムドライブ!!

バット!!

バットマキシマムドライブ!!

士「ツインマキシマムか!!」
二ベルコル「残念、私はその上を行く、五河士道のようにね」
士「まさか!!」

スタッグ!!

スタッグマキシマムドライブ!!

3本のガイアメモリを読み込ませ、スイッチを押した。



二ベルコル「マキシマムトリニティ!!」

グラスパー「マキシマムトリニティじゃと!!」

二ベルコルはその力を発動し、オーラを身に纏う。

そして右腕をクワガタの角、左腕を蜘蛛の顔、背中にコウモリ翼を纏うのだった。

ムサシ「五河士道だけが使えると思っていたが……

これは想定外だ……」

異形の身体を手に入れた二ベルコルは怪しく笑みを浮かべる。

二ベルコル「さあ、どうやって私を倒すつもりかしら?

ヒーローの皆さん」

狂三「望むところですわ、こちらも容赦いたしません」



二ベルコル、反逆のマキシマムトリニティ、

そして最悪のドーパントが彼らに牙を剥く。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧