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夢幻水滸伝

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第二百九十一話 列車砲の攻撃その一

                第二百九十一話  列車砲の攻撃
 碧達はメアリーが守るチャールストンまで来た、碧は軍を率いて到着すると即座に回りの街を掌握してだった。
 包囲をはじめた、だが。
「めっちゃ堅固ですね」
「チャールストンの守りは」
「対空もしっかりしてますし」
「厄介ですね」
「そうじゃのう、空から攻めてもじゃ」 
 碧は軍議で瑠璃子達四人に応えた。
「そう簡単にはじゃ」
「いきませんね」
「高射砲も対空機銃も多いです」
「しかも陸の守りも堅固で」
「これは中々」
「そうじゃのう、ここは大砲と術を使えるモンを総動員してな」
 碧は腕を組みつつ述べた。
「わらわ達自身も攻めるが」
「ちょっと、ですね」
「それでも難しそうですね」
「私達の戦力を総動員しても」
「そうみたいですね」
「それでじゃ」
 ここで碧は考える顔で言った。
「後方で守ってるボーム君の知恵借りるか」
「ああ、ボームさんですか」 
 雅美は彼の名を聞いてはっとした顔になって言った。
「あの人知力も高いですね」
「そうじゃな、科学だけやなくてじゃ」
「そっちもええですね」
「それでその知恵をじゃ」
 彼のそれをとだ、碧は雅美に話した。陣のテントの中で会議をしつつ話した。
「ここはじゃ」
「お借りしますな、ほなですね」
 由香は身振りも入れて応えた。
「これから」
「すぐに連絡をしてじゃ」
 碧は由香にも応えて話した。
「知恵を借りるんじゃ」
「ほな今から連絡ですね」
「貝殻あるから即座にですね」
 紗枝はこの道具の話をした。
「もうボームさんに」
「そうじゃ」
 まさにとだ、碧は紗枝に笑顔で応えた。
「連絡してな」
「知恵お借りしますね」
「ほなです」
 瑠璃子は笑顔で言った。
「ボームさんが来られてから」
「そうじゃ、攻勢じゃ」
「そうされますね」
「相手も同じ手段では見切ってきてじゃ」
 そうしてとだ、碧は瑠璃子に話した。
「鯛策講じて来るからのう」
「そうですね、今の守り見たら」
「わらわ達にも手を打ってるけえ」
 このこともだ、碧は読んでいた。
「それでじゃ」
「そう簡単には攻め落とせん」
「そやからですね」
「ここはボームさんの知恵を借りる」
「そうしますね」
「そうするけえ」
 こう言ってだ、碧は貝殻でボームに連絡をした。するとだった。
 ボームは碧の話を聞くとこう言った。
「ワテクシも行きますわ」
「そうするんか」
「はい、メルヴィル君に確認を取って」
「メルヴィルちゃんがええと言うたらか」
「即座にです」
「こっちに来てくれるんか」
「そうさせてもらいます」
 こう言うのだった。 
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