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振られた直後に後輩と

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第二章

「それじゃあね」
「明日休日ですし」
「飲もうか」
「そうしましょう」 
 真理愛は池田から彼の今のいる場所を聞くとすぐに来た、そして最寄りのバーに二人で入ってそこで心ゆくまで飲んだ。
 その間池田はずっと真理愛にその彼女のことで延々と愚痴を言ったが真理愛は横で彼の話をずっと聞いた。
 それでいい加減酔い潰れる寸前だと自分でもわかってもう家に帰ると言って二人で店を出た時にだった。
 自分に肩を貸してくれている彼女に言った。
「悪いな、本当に」
「いえ、先輩にはいつもお仕事で助けてもらってますから」
 真理愛は彼に笑顔で応えた。
「何でもないですよ」
「そう言ってくれるんだ」
「はい、それでお家には」
「近くだからね」
「大丈夫ですか?送りますよ」
「女の子にいいよ、けれど有り難う」
 酔いながらもこの言葉は自然に出た。
「本当にね、俺はもう大丈夫だから」
「そうですか?」
「休日の間まだ飲みたいけれど」
 失恋を忘れる為であることは言うまでもない。
「けれどね」
「もうですか」
「家には帰られるから」 
 こう言ってだった。
 彼は実際にタクシーを呼んでそれで家に帰った、真理愛を送ると言ったが彼女は笑顔でそれは断り。
 この時は別に帰った、池田は家に帰ってからも休日の間ずっとビールやストロング系を飲んでいてだった。
 そうして失恋の痛手を癒して休日が終わって出勤したが。
 かなり落ち込んだ顔でもだ、真理愛に言った。
「もうね」
「大丈夫ですか」
「うん」
 微笑んでこう答えた、無理をした微笑みだった。
「もうね」
「それは何よりです、それじゃあ」
「今日から頑張るよ、ただ休日の間もメール送ってくれたね」
「読んでくれました?」
「休日の間ずっと飲んでて携帯に気付いてなかったけれど出勤の時に気付いたよ」 
 携帯をチェックしてだ。
「それで言うよ、有り難うね」
「いえ、じゃあ今から」
「仕事頑張るよ」
「宜しくお願いします」
 こう話してだった、池田は真理愛と共に仕事をはじめたが。
 真理愛はこの時も色々彼を気遣ってくれた、それでふと彼女に好意を抱き。 
 距離は縮まりやがて二人は付き合う様になった、そして。 
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