夢幻水滸伝
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第二百八十五話 好色な助っ人その十
「そやからな」
「それで、ですね」
「こっちからはや」
「仕掛けませんね」
「そや、そして長期戦の用意もしたが」
それと共にというのだ。
「出来る限りな」
「即座にですね」
「短期決戦でな」
それでというのだ。
「終わらせるで」
「そうしますね」
「そや」
そうだというのだ。
「それを目指すで」
「わかりました、ほな」
「碧ちゃん達が西に移動して」
バファローの方にというのだ。
「そしてな」
「同時にですね」
「軍を動かす、ええな」
「わかりました」
「では留守はお任せ下さい」
ボームは自分から言ってきた。
「必ずです」
「確かに治めてくれるか」
「そうさせてもらいます」
「若し何かがあってもです」
ヴォネガットも言ってきた。
「私達で、です」
「対処してくれるな」
「そうさせてもらいますので」
だからだというのだ。
「戦はです」
「ちゃんとやな」
「行って下さい」
「そうさせてもらうな」
「それでは」
「碧ちゃん達には飛行機で行ってもらうし」
この移動手段でというのだ。
「もうな」
「すぐにですね」
「戦に入れるわ」
「そうなりますね」
「ああ、やっぱり飛行機があるとな」
メルヴィルはヴォネガットに笑顔で話した。
「移動もな」
「迅速で、ですね」
「楽になるわ」
「左様ですね」
「しかもな」
メルヴィルはさらに話した。
「複葉機やなくてな」
「単葉機やとですね」
「尚更や」
「それです、どうしてもです」
ボームは嬉しそうに笑ってメルヴィルに述べた。
「複葉機と単葉機ではです」
「性能差があるな」
「それもかなり」
「そやな、速度も航続距離な」
「そして高度も」
飛べるそれもというのだ。
「もっと言えば装備もです」
「ちゃうな」
「そやからPー36位の性能でも」
二次大戦直前から初期の戦闘機である、ここからPー47やP-51といった第二次世界大戦の傑作機が誕生していく。
「かなりです」
「ちゃうな」
「はい、ですから」
「単葉機やとな」
「それだけです」
まさにというのだ。
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