夢幻水滸伝
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第二百八十五話 好色な助っ人その四
メルヴィルは早速だ、この言葉を出した。
「ペンシルバニア州を攻めるで」
「エミリー君、ホーソーン君との戦に入りますね」
「そうしてな」
そのうえでとだ、ボームに答えた。
「勝ってくで」
「そうしますね」
「ああ、それで自分とヴォネガットは留守を守ってな」
そうしてというのだ。
「後方支援とな」
「統治をですね」
「やってもらうで」
「わかりました」
「そしてや」
メルヴィルはさらに話した。
「わし等はニューヨーク市の方から攻めてな」
「フィラデルフィアの方をですね」
「そこを攻めてな」
そうしてというのだ。
「東岸部を掌握する」
「左様ですね」
「ああ、兵の数は十五万や」
それだけというのだ。
「その数でや」
「攻めますか」
「戦車も航空機も使ってな」
そのうえでというのだ。
「やってくで、水軍も用いる」
彼等もというのだ。
「そうしてな」
「攻めていきますね」
「ああ、そしてな」
ジェーンにさらに話していった。
「二人の勢力圏のウエストバージニア、バージニアとな」
「二つの州もですか」
「東岸部をな」
その地域をというのだ。
「掌握してくで」
「そうしますか」
「ああ、是非な」
「そうですか、そしてですね」
「わし等と別にな」
ここでメルヴィルは碧達を見て話した。
「七万の軍勢でや」
「攻めるのですか」
「そや、碧ちゃん達五人が率いてな」
ヴォネガットに答えて話した。
「バッファローからエリー湖沿岸部そしてピッツバーグまでな」
「攻めていきますか」
「そうしてさらになんかしてな」
そのうえでというのだ。
「ウエストバージニア西部もな」
「攻めていきますか」
「そして三つの州の内陸部をな」
その地域もというのだ。
「東西からな」
「攻めていきますか」
「そうする、エミリーちゃん達はフィラデルフィアに戦力を集中させてるが」
「その主力をですね」
「叩く、そうしたらな」
「以後の戦が楽になりますね」
「そうなるしな、ここはな」
「是非ですね」
「勝つで」
こう言うのだった。
「ええな」
「わかりました、ほな」
「それでその七万の軍勢じゃが」
碧は自分達が率いる軍勢の話をした。
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