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夢幻水滸伝

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第二百八十三話 財団を立ち上げてその九

「多くの人をです」
「雇われてですか」
「そうしてですか」
「彼等を率い」
「そのうえで退治や征伐を行われますか」
「そうしましょうか、これまで気付きませんでした」 
 ジェーンはこのことを迂闊に思いつつ述べた。
「そやけどメルヴィルさんを見て気付きましたし」
「だからですね」
「賊の征伐やモンスター退治も行われますか」
「これからは」
「そうしましょうか」
 こう言ってだった。
 ジェーンは財団の幹部達に会議の場で意見を聞くと誰もが賛成した、それを受けて早速そうした仕事もはじめた。
 冒険者達から人材を雇い入れ彼等を率いて街や村の外の賊やモンスター達を倒すが。
 ここでだ、ジェーンはあることい気付いて言った。
「いや、僕ちんの神具は強いですね」
「土竜爪ですね」
「かなりの威力がありますね」
「観ていても思います」
 率いられたスタッフ達が応えた。
「どんなモンスターも一撃です」
「しかも何体もまとめて倒せます」
「流石神具です」
「恐ろしい威力です」
「そうですね、術も全部使えると」
 ジェーンはこのことも話した。
「尚更です」
「強いですね」
「まことに」
「左様ですね」
「そうですさかい」 
 だからだというのだ。
「これからはです」
「賊の征伐やモンスター退治もですね」
「行われていかれますね」
「このロードアイランド州において」
「そうされますね」
「アメリカの中では小さい州ですが」
 その面積はというのだ。
「浮島もありますし」
「治安のこともですか」
「お考えになられ」
「そうしてですか」
「やっていきましょう、そうしていけば」
 ジェーンは街の外の森の中で話した。
「より平和になります、あと降った賊やモンスターですが」
「財団で管理してです」
「財団に迎えていますね」
「賊は重罪人でなければですが」
「そうしていますね」
「人手も必要で」
 それでというのだ。
「かつモンスターもです」
「何かと役立ってくれます」
「仲間になれば家畜と同じですから」
「労働にも用いられますし」
「護衛にもなります」
「そうですさかい」
 だからだというのだ。
「彼等もです」
「迎え入れて」
「そうしてですね」
「財団の勢力も拡大させていますね」
「はい、賊も改心すれば」
 そうなればというのだ。
「それで、です」
「迎え入れ」
「そうしてからですか」
「職員にしていきますか」
「建設業もしていますし」 
 病院や薬局を建てることからはじめ最近ではこちらも財団の主な仕事の一つになっていて多くの利益を得ているのだ。 
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