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夢幻水滸伝

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第二百七十二話 海南省のことその十

「降りますね」
「そうですね、それこそまさにですね」
 大僧正は茅の話をここまで聞いて述べた。
「戦わずして勝つですね」
「左様ですね」
「茅様はそれをお考えなのですね」
「はい、おら様戦や好きやないです」
 茅自身自分の考えを述べた。
「そうですさかい」
「戦わずして勢力を拡大されたいのですね」
「そうです」
 その通りという返事だった。
「そうですさかい」
「強い兵を見せますか」
「他の勢力に」
「賊やモンスターの退治もして」
「治安をよおすると共に」
 そのうえでというのだ。
「そうしたいです、どうでしょうか」
「最善ですね」
 大僧正は茅の考えに全面的な賛成の意を述べた。
「それは」
「そう言ってくれますか」
「茅様の言われる通り戦よりもです」
「その強さを見せてですね」
「降らせることがです」 
 そのやり方がというのだ。
「最善です」
「そうですね、ほなです」
「そのやり方で進められますね」
「これからは。あとモンスターが降ったら」
 茅はこの場合のことも話した、尚中国は広く地域ごとによってモンスターの分布が違っていて海南省は広東省等と同じ分布状況だ。
「迎え入れて」
「戦力にしますか」
「はい、そして」
 そのうえでとだ、茅は話を続けた。
「装備を与え育てて」
「軍に加えたモンスターも強くしますか」
「モンスターも育てれば無限に強くなりますね」
「人と同じく」
 大僧正もそれはと答えた。
「そうなります」
「そうですね、ですから」
「モンスター達も強くしますか」
「これからは」
「そうですか」
「はい、そしてそちらからもです」
「強い軍を作りますか」
 茅の目を見て問うた。
「これからも」
「そう考えています、そして」
 茅はさらに話した。
「海南省の統一をです」
「進めていかれますか」
「そうします」
 こう言ってだった。
 茅は内政とだった。
 軍の強化も進めていった、海口においては貿易と漁業のそれぞれの企業や業者、働いている者達の融和を進め。
 どちらも充実させてだった。
「軍も強くなりましたし警察もです」
「充実してきましたね」
「はい」
 市長は茅に対して答えた。
「非常に」
「そうなる様にです」
「ことを進めていかれましたね」
「それで賊やモンスターの退治もですね」
「これまでよりも遥かにです」 
 市長はこのことに対しても答えた。
「楽にです」
「行える様になりましたね」
「レベルが高く装備がよく」
 そうしてというのだ。 
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