夢幻水滸伝
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第二百六十七話 徐州に向けてその二
「戦の間は軍が少ない」
「そやからですね」
「治安は万全にや」
その様にというのだ。
「させる、そしてな」
「そのうえで、ですね」
「モンスターや賊の征伐はな」
こちらの話もした。
「軍が少なくなってるよって」
「そやからですね」
「その連中にはな」
「冒険者に依頼しますね」
「ギルドに依頼をどんどん出して」
モンスターや賊が出ればというのだ。
「そうしてな」
「そのうえで、ですね」
「連中を征伐するで」
「そうしますね」
「そしてな」
施はさらに話した。
「今賊と言うたが」
「もう殆どいません」
このことは巴が言ってきた。
「私達が征伐し」
「また政をしっかりして仕事もあるしな」
「食べられていますので」
「めっちゃ減ったな」
「今では殆どいません」
そうなったというのだ。
「そやからです」
「モンスターやな」
「彼等も減っていますが」
こちらは征伐の結果である。
「やはりです」
「おることはおってな」
「民を害します」
「獣もな」
「所謂獣害ですね」
「そや、それから民を護ることもや」
それもとだ、羅は巴に話した。
「忘れたらあかんさかいな」
「そやからですね」
「そや、そっちはな」
「私達が戦に出ている間は」
「冒険者に依頼を出してな」
そうしてというのだ。
「そしてや」
「征伐をさせますね」
「軍も少なくなってるしな」
決戦に動員してというのだ。
「そやからな」
「そうしますね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「暫くはな」
「軍を補う形で」
「冒険者をこれまで以上に使ってくで」
「それでは」
「問題は災害と巨人ですね」
曹はこの二つのことを言ってきた。
「最近巨人は出ていませんが」
「何か枢軸や欧州によお出てるみたいやな」
羅は巨人の出没状況について述べた。
「どうも」
「そうですね」
「けど巨人が出て来た時のことも考えてる」
「そうですか」
「巨人を迅速かつ確実に倒せるのは我等だけや」
星の者達だけだというのだ、巨大でかつ圧倒的な力を誇る巨人達は非常に強く並の者達では相手にならないのだ。
だが神霊に匹敵する力を持つ星の者達ならというのだ。
「そやからな」
「その時はですね」
「移動の術で誰か急行してな」
巨人が出たその場所にというのだ。
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