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夢幻水滸伝

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第二百六十五話 成都会議でその六

「よおな」
「飲まれてるな」
「そや」
 まさにというのだ。
「よおな」
「そういうことやな」
「学校ない時は」
 授業がというのだ。
「朝からや」
「飲まれるんやな」
「ビールがあったら」
 その時はというのだ。
「生卵を入れてな」
「ビールの中にか」
「飲まれるさかいな、他のドイツとかオーストリアの人等も」
 彼等もというのだ。
「食欲がないとな」
「ああ、飲んでやな」
「それでご飯にするねん」
「ビールはパンやしな」
 花華はこう返した。
「飲むな」
「それでや」
「朝食欲がないとやな」
「あっちではそうしてな」
「日本でもやな」
「休日やとな」
 それならというのだ。
「そうしてるで」
「そういえば女子寮でもですね」
 緑麗が言ってきた。
「休日見てたら」
「そやな、ドイツとかオーストリアとかな」
「チェコの人等が」 
 花華に応えて話した。
「そうしてますね」
「見てたらな」
「時々でも」
「オートミールの時もあるけど」
「ビールの時もありますね」
「そやな」
「生卵を入れて」
 そうしてというのだ。
「飲んでますね」
「ぐいって感じでな」
「欧州の娘って結構朝から飲みますね」
「それで朝もな」
「そうですね」
「それでや」 
 張はここでさらに言った。
「結構痛風も多いらしいな」
「朝からビールでは当然ですね」
 緑麗はまさにそのことから述べた。
「しかも生卵入れてですね」
「そや」
「そんなんやと」
 張の話を聞いて駄目だそれはという顔になって述べた。
「ほんまです」
「痛風やな」
「そうなります」
「実際ドイツとか痛風多いらしいしな」
「当然のことですね」
「まあ我が国も最近太ってる人多いけどな」
 中国でも近年生活レベルが上がってきたせいか肥満が増えてきているという、その数は二億を超えたとある。
「人のこと言えんかもやが」
「それでもですね」
「朝からビールはな」
「やっぱりよおないですね」
「そう思うわ、お酒は夜や」
 飲む時はというのだ。 
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