| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リュカ伝の外伝

作者:あちゃ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

僕の妹がこんなに…以下略

 
前書き
ティミー君ファンの方ごめんなさい。 

 
僕の名前はティミー。
僕には妹が沢山います…
一人を除いて皆可愛くて良い子ばかりです。
そんな妹たちをご紹介します。


先ず先に除外対象の妹ポピーを紹介します。
コイツは僕と双子なのだが、顔以外は全く持って似ていない!
僕がそう思っているだけではなく、周囲の人々も声を揃えてそう言います。
別に僕が品行方正な良い子だとは言いません。
しかしポピーは酷すぎるのです!

人をおちょくる事に喜びを感じる…ある種のSです!
あと3ヶ月ほどでラインハットに嫁に行くのですが、その3ヶ月後が待ち遠しいです。
僕の親友の元へ嫁に行くのですが、コイツを嫁にするなんて正気の沙汰とは思えません。
彼には悪いですが、自身のミスだと諦めて、多大なる苦労を背負い込んでもらいます。
下手に説得して、考えを改められたら困りますから…


次に紹介するのはマリーです。
僕より10歳離れてますが、とても可愛い妹です。
本当は依怙贔屓をしてはいけないのでしょうが、ついついマリーばかりを可愛がってしまいます。
ただ最近、ポピーや父さんに感化されてる様な気がして不安です…
あの二人の性格に似てしまったら将来が地獄でしょう!
ポピーは運良く女の趣味が最悪な男と出会えたので、結婚する事が出来ましたが…
あんなキチ○イな男が他に居るとは思えません!
マリーの将来は僕が守ってやらねば…


さて此処までが僕のお母さんの娘達です。
不思議な言い回しをするとお思いでしょう。
解りやすく言うと、残りの妹は父さんの愛人の子供なのです。


先ずは一緒にグランバニアに住んでいる、エルフ族の女性…スノウとの間に生まれた娘リューノ…
悪い子ではないのですが、母親のスノウを敬愛しており、スノウの喜ぶ事が大好きな女の子です。
親孝行な良い子なのですが………母親の喜ぶ事…即ち父さんとエッチをする事!
その為に色々と画策し、周囲を巻き込む問題児なのです。
まぁポピーに比べたら、大して問題児ではないのですけど…


次に紹介するのは、スライムナイトとして父さんと共に冒険をしてきた、ホビット族の女性…ピエールとの間に生まれたリューラ。
母親同様、騎士を目指しているらしく毎日剣術に励む努力家な女の子。
僕も幼い頃ピエールに剣術を指南してもらったのだが、リューラも直向きにピエールからの指導を受けている。
僕も偶にだが、リューラと手合わせをしてあげるのだが、僕と対峙すると妙に殺気立つのだが…
嫌われる事はした覚えがないのだがけど………
その反面、父さんの前に出ると恥ずかしがって、僕やピエールの後ろに隠れてしまう事も…
難しい年頃だ!


続いて紹介するのは、ラインハット城に勤めるマリソルさんの娘リューナ。
正直言うと、あまり接点がない為、彼女の事はよく知らないのだ…
ただ言える事は、極度のファザコンであるらしい。
嘆かわしい事だ…


そしてラインハット王国領にある、サンタローズに住むシスター・フレアの娘…リュリュとフレイを紹介しよう。
先ず妹のフレイだが…
マリーと同い年なのだが、そうは見えないくらい落ち着きのある女の子。
物事を客観的に見ており、常に冷静で取り乱した姿を見た事がない。
父さんにからかわれる僕を気遣ってくれる良い子なのだ。


さて、最後にご紹介するのはリュリュ…
僕と同い年の女の子で、容姿は父さんに似ている絶世の美女!
体付きは母親に似ており、妹等の中でもナンバー1の大きさだ!
外見の素晴らしさもさることながら、内面は文句の付けようが無いほど素敵な女性なのだ!
双子の妹ポピーとは対極の存在だ!

兄弟の中で唯一、父さんの能力を受け継いだ彼女は、魔界のモンスターですら、その美しさにひれ伏している。
聡明で努力家…心優しく美しい!
あえて粗探しをして、彼女の欠点を上げるとすれば、それは料理下手な事だろう。
だが大したことはない!
本当…全然…ちょっとだけ不得意ってだけ…

つい数ヶ月前に、父さんに兄妹全員でクッキーを作った時の事だが…
失敗作は全部僕が食べてあげたからね…
全く問題ないよ!
その時に、彼女の失敗作(クッキー)を残さず食べたお礼として、僕にファーストキスをくれたのだ!
いやいや…ファーストキスにはならないよ!
だって僕等は兄妹なのだから…
僕もリュリュにキスされても、それは挨拶だと思っているから、舞い上がったりなんかはしてないし…
リュリュの方も、僕とのキスなんかは挨拶程度にしか見ていないはずだし…


………そのはずなんだが、今僕の隣にはリュリュが座っている…
僕の部屋で…僕のベッドに腰掛けて…僕の隣で、僕を見つめている…
そして頻りにあの時の事でお礼を言っている。

『ティミー君ありがとう…お陰でクッキーを作る事が出来たわ』と………
「そんな、気にする事無いよ!リュリュのクッキーは美味しかったし…」
『ううん…ティミー君には感謝してるの。そして気付いたの…私の本当の気持ちに…』
「え!?ほ、本当の気持ち………?」
そう言うとリュリュは顔を近付けキスをしてきた!
そして、そのまま僕をベッドに倒し、僕の服を脱がし始めたではないか!?

「リュリュ…ダメだよ…僕達は…」
『ティミー君…私の事…嫌いなの?』
「嫌いなわけ無いじゃないか!」
そう…僕はリュリュが大好きだ!
初めて会ったその時から…

気付くとリュリュは裸だった…
そして僕も何時の間にか服を脱がされている…
『ティミー君…大好き…』
もう止まるわけが無い…
止められるわけが無いのだ!

僕はリュリュに抱き付き、彼女の温もりを全身で感じる。
「リュリュ!大好きだ!!リュリュ…」
『ティミー君、私もよ…ティミー…』
「リュリュ…」
『ティミー…』



「…………ィミー………」
「ん…ん~……」
「ティミー…ティミー…!」
「リュ…リュ…」
「ちょっと、ティミー!!さっさと起きなさいよ!」

「………え!?うわぁ!!」
目を開けると、其処にはポピーが立っていた!
「………夢……?」

「な~に…愛しのリュリュの夢でも見てたの?珍しく朝寝坊だと思ったら…夢の中でリュリュを犯してたのね!」
最悪だ…よりによってコイツに見られるなんて…
「そ、そんなんじゃ無いよ!」

「ううん、良いのよティミー…恥ずかしがらなくて!男の子だもん…当然よね!使用済みの後ろの穴で良かったら貸すわよ…何時でも言ってね♥」
ポピーは僕を見つめ、嬉しそうにからかい始める。
「うるさいバカ女!もう起きたから出て行けよ!」
僕はそう言ってポピーの足下に枕を投げ付けた。
ニヤニヤ笑いながら出て行くポピー…



朝から憂鬱になりながらベッドから起きあがる…
(ネチャ)
あぅ…パンツの中が気持ち悪い…
この事だけはバレない様にしないと…
今日は朝から最悪だ!



 
 

 
後書き
私はティミー君の事が大好きです。
でも、こう言う話を思い付いちゃうのですよ… 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧