夢幻水滸伝
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第二百六十二話 退魔師の努力その五
「無理や、どっちかにせんとな」
「いけませんか」
「どっちもになると両方全力でやるべきもんやから」
それ故にというのだ。
「ここはな」
「どちらかにすべきであり」
「それでや」
「この度はですか」
「もう企業の方は信頼出来るもんを会長や社長、経営陣にしてな」
そうしてというのだ。
「わっちは株主からも退く」
「そうされるのですか」
「退くとなったらや」
「全部ですか」
「退いてな」
その様にしてというのだ。
「そしてや」
「政にですね」
「専念するわ」
「そうされますか」
「そうするからな」
だからだというのだ。
「今から会社の方のことするわ」
「一切退いてですね」
「後を任せることをな、そしてな」
「政にですね」
「取り掛かるわ」
こう言ってだった。
張は会社の経営を最も信頼している社員達に任せることにして自分は株主からも一切手を引いて全く関係なくしてだった。
そしてだ、成都の官庁に入ってだった。
そうして政にあたるが。
「書類仕事が多いな」
「それが政というものです」
成都の市長はこの場でも答えた。
「会社もそうだと思いますが」
「会社以上にや」
サインをしつつ言っていく。
「政の方はな」
「企業経営よりも書類が多いですか」
「そや、しかしそっちをせんとやな」
「動きません」
市長ははっきりとした声で答えた。
「全く」
「そやな、それやとな」
「書類仕事もですね」
「してくわ、それにな」
張はさらに話した。
「わっちの政をやな」
「行って下さい」
「ほなな、学校も建てて道や水道も整えてな」
「インフラですね」
「そや、運河も整えて堤防も築いて」
そうしたことも行ってというのだ。
「それでや」
「そのうえで、ですか」
「農業も充実させて商業や工業もな」
「発展させますか」
「成都の上の方の浮島もこっちに入ったし」
自分達から降ってきたのだ。
「鉄や錫が豊富やし」
「資源をですね」
「使ってな」
そうしてというのだ。
「工業もや」
「盛んにしますか」
「技術はある」
こちらもというのだ。
「産業革命、農業革命は果たしてそこに魔術や錬金術も入ってる」
「科学だけでなく」
「そやからな」
「そうした技術も用いて」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
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