八条学園騒動記
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第六百七十六話 ネットから来たその五
「もう」
「じゃあ脅しか」
「そうじゃない?それか特に目につく人だけをね」
「訴えるか」
「そうするのかしら」
「そうかもな、卒業アルバム等は個人情報だ」
タムタムはこのことから話した。
「流石に個人情報を出すとな」
「訴えることが可能ね」
「プライバシーの侵害としてな」
「それじゃあ」
「目につく人をな」
「訴えるのね」
「そうじゃないか」
こうラビニアに話した。
「おそらくだが」
「そうなのね」
「俺はそう思った」
「成程ね」
「だがそうした脅しは効果がある」
訴えるというそれはというのだ。
「例え罪に問われなくてもな」
「そうなったら何かとややこしいことになるからね」
「裁判所に行ったりな」
「そうよね」
「そうなることが嫌でだ」
その為にというのだ。
「訴えることはな」
「効果あるのね」
「黙らせるにはな」
「中々狡賢いやり方ね」
「伊達に前世がベリヤなだけじゃないな」
「そうね、けれど今回は逃げられないでしょ」
ラビニアは冷静に述べた。
「流石に」
「俺もそう思う」
「そうよね」
「ここまで情報が出てだ」
そうなっていてというのだ。
「警察にもな」
「通報されるなら」
「もうだ」
「逃げられないのね」
「証拠も出ている」
これもというのだ。
「ネット上にな」
「証拠があるとね」
「それも山の様にあるからな」
「後はその証拠を調べるだけね」
「しかもセーラが言うにはな」
探偵に仕掛けている彼女がだ。
「その証拠はな」
「事実なのね」
「全部な」
「それだとなのね」
「警察が調べるとな」
そうすればというのだ。
「後はだ」
「警察が証拠を事実と確認出来たら」
「もうな」
それこそとだ、タムタムはラビニアに話した。
「逮捕するだけだ」
「そうよね」
「しかも地元の警察も中央警察も抱き込んでいない」
「それなら逃げられないわね」
「そうだ、抱き込んでいたらな」
警察をというのだ。
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