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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十話 ブライテンフェルトの会戦その一

                第五百二十話  ブライテンフェルトの会戦
 戦士達はブライテンフェルトに着いた、すると門矢はすぐに言った。
「大体わかった」
「おい、来たばかりだぞ」
「それでもだ」
 眉を顰めさせてきた小野寺に平然として返した。
「もうだ」
「ここのことはわかったのかよ」
「簡単だ、平原だ」
 こう言うのだった。
「広大なな」
「まあそう言われるとそうだけれどな」
「あの、何かです」
 立花響が右手を挙げて言ってきた。
「スサノオが決戦に選ぶ場所は」
「平原が多いな」
「そうですよね」
「これまで実際に戦いがあった場所だがな」
「前の牧野にしてもサラトガにしても」
「そしてライプチヒでもな」
 この地もというのだ。
「そうだったな」
「はい、そうでした」
 響は門矢の言葉に素直に頷いた。
「これまでは」
「それはだ」
「戦いやすい場所だからですか」
「人間にとってな、特に大軍同士がぶつかり合う決戦となると」 
 それならというのだ。
「平野の方がやりやすいからな」
「だから平原が多いですか」
「川中島も山はあったが」
 それでもというのだ。
「戦ったのは平原だったな」
「はい、それもですね」
「戦いやすいからだ」
「正直山では戦いにくいです」
 ロレンツォは門矢の言葉に頷きつつ述べた。
「それも非常に」
「そうですよね」 
 海東はロレンツォに同意であった。
「一対一なら兎も角」
「これが大軍同士の決戦となりますと」
「山は難しいです」
「ゲリラ戦には向いていますが」
「山の戦いは忍の得意分野だけれどね」 
 葛城は自分の頭に右手をやって述べた。
「けれどこんな大所帯でスサノオが出す大軍と戦うとなるとね」
「山に隠れた敵に下から攻撃されると厄介よ」
 エルシャは困った顔で述べた。
「本当にね」
「木や岩陰に隠れられると厄介ですね」
 悠二は山岳戦での問題点を具体的に述べた。
「これまでもそうした戦いはありますが」
「空から攻撃すると確かに有利なんですが」
 わかばは困った顔で話した。
「山の物陰から隠れてって本当に厄介なんですよ」
「大軍同士の戦いじゃなくてゲリラ戦の場よ、山は」
 ルイズは眉を顰めさせ腕を組んで言い切った。
「そして決戦の場はね」
「平原だよな」
「そう、もうこのことは決まった様なものよ」
 ルイズは当麻に答えた。
「もうね、だからここもよ」
「大軍同士がぶつかった決戦の場だからか」
「平原なのよ、しかしここで戦うとなると」 
 ルイズはブライテンフェルトの場を見回して言った。
「もう数が多いなら多いだけ、足が速いならね」
「有利だよな」
「馬に乗ったりしてね」
「それじゃああれだな」
 当麻はルイズの話を聞いて言った。
「ライダーの人達なんかな」
「丁度いいっていうのね」
「バイクに乗るからな」
 門矢達を見て話した。
「まさにな」
「そうだな、だがあまり乗るつもりはない」
 門矢は当麻に答えた。 
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