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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十七話 ライプチヒの熱闘その四

「考えてみますと」
「守りもいいがそれよりもか」
「私達の場合は攻撃ですね」
「それが主だな」
「その方がいいですね」
「そうだな」
「攻撃は最大の防御だ」
 高雄が言ってきた。
「重桜ではそう考えているがな」
「そうだな、変に守るよりもな」
「攻めた方がいいな」
「全くだ」
 二ノ宮は高雄の言葉に頷いて応えた。
「では俺も攻めていこう」
「そうするな」
「戦闘はまだ慣れていないがな」
「何なら指示を出してはどうだ」
 山城は二ノ宮に提案した。
「貴殿はそちらも出来るからな」
「今以上にか」
「そうだ、もっと言えば戦闘よりもだ」
「俺は指示の方が得意か」
「そう思うしな」
「いや、武器も持っている」
 二ノ宮は山城にこのことから話した。
「だからだ」
「その為か」
「戦闘もな」
 こちらもというのだ。
「やらせてもらう」
「そうか、ではな」
「このまま戦っていく」
 こう話してだった。
 二ノ宮はハバキリを使って戦っていた、だがその彼に迷宮蟻女王が尋ねた。
「その銃の呪いは」
「今は何とか抑えている」
「そうなのですか」
「そうだ、だからな」
 それでというのだ。
「こうして使えている」
「それは何よりです」
「何、呪いがあろうともだ」
 バニルは腕を組んで笑って話した、そうしながらも魔法を放ってワーム達を数体単位で吹き飛ばしている。
「それはそれでよしだ」
「楽しいですか」
「私としてはな。むしろ何もない武器なぞ面白いか」
 迷宮蟻女王に対して言った。
「果たしてな」
「そう言うなら私達のステッキの本来の状況はどうだ」
 紗雪は居合の要領でワーム達を切りつつ言ってきた。
「使う度に寿命が縮まるが」
「面白いな」
 バニルは紗雪の今の話に楽し気に笑って応えた。
「それはまた」
「死ぬのにか」
「何、死ねばまた生き返らせてもらうだけだ」
「黒衣の青年さん達にか」
「それだけだからな」 
 それ故にというのだ。
「寿命で死んでもだ」
「いいのか」
「私なぞこれでも何度か死んでいるしな」
「いや、普通は死にたくないです」
「そうだよね」 
 清春は小雨に応えた、二人は紗雪のサポートをしている。
「死ぬと痛いだろうしね」
「だからね」
「ははは、その痛みを感じてまた蘇ってだ」
 バニルは二人にも笑って話した。
「敵が蘇った私達を見て落胆するのを見たくないか」
「そこはバニルさんですね」
「そうだな」
 紗雪は迷宮蟻女王の言葉に頷いた。 
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