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おぢばにおかえり

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第七十一話 詰所の中その四十

「基本はね」
「おぢばにおられて」
「それで別館に住んでおられるの」
「そうなんですね」
「本部の重役さんでもあられるから」
 前の大教会長さんはそうしたお勤めもされています。
「だからね」
「別館におられてですね」
「それで神殿にも自転車で行かれてるわ」
「自転車ですか?」 
 新一君は驚いたお顔になって言ってきました。
「本当に」
「奥華の詰所と神殿本部は目と鼻の先でしょ」
「はい、神殿本部に一番近い詰所の一つですね」
「だから毎日自転車でね」
「あの、奥華って大きな大教会で」
 おみちの大教会の中でもです、何しろ二百六十以上の教会があります。それだけ信者さんも多いです。
「それで前の大教会長さんは」
「本部の役員さんでね」
 そうしてです。
「かなりの役職にもね」
「それで自転車ですか、自衛隊とかだと毎日車で送り迎えが」
「ここ自衛隊じゃないわよ」
 正直全然違うと心から思いました。
「違うから」
「それでなんですか」
「毎日自転車で行かれてるの」
「そうですか、凄いですね」
「凄いかしら」
「天理教って大きいのに」
 何十万ものようぼくの人がおられてです。
「その中で百五十位大教会がありますね」
「ええ、それ位よ」
 日本各地にあります、おぢばが関西にあるのでやっぱり関西に多いです。 
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