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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十一話 グロンギとの死闘その八

「それじゃあね」
「はい、以後お任せを」
「じゃあゴレームいいわね」
「お願いしますね」
「ガウ」
 サルサトリトスは自分達が乗るゴーレムに声をかけた、するとだった。
 ゴーレムはわかったという風に声をあげた、シュエメイとシュエランはその彼を見てこんなことを言った。
「前から思っていましたが」
「ゴーレムさんは動かしているのではなくて」
「ご自身で動いていますね」
「そうですね」
「私も前からそう思っていたわ」
 キャシーも同意だった。
「そうとしかね」
「見えないですよね」
「どうも」
「ええ、私もよ」
 鈴音も言ってきた。
「ゴーレムってね」
「意志があるわよね」
「そうとしか思えないわ」
「いや、ちゃんと私達が動かしてるわよ」
「間違いありません」 
 サルサとリトスはこう言った。
「私達がしっかりとです」
「そうよ、まあ私もそう思う時あるけれどね」
「いや、あんた達乗っているだけでしょ」
 鈴音ははっきりと指摘した。
「操縦している素振りないわよ」
「はい、そんなところは見たことがありません」 
 セラフィムもそれはと述べた。
「一度も」
「今も自分から声を出しましたね」 
 マミも指摘した。
「やはりそれでは」
「まあそう思うならいいけれど」
「それならば」
 サルサとリトスはもう半ば開き直って返した。
「そうお考え下さい」
「あんた達の中でね」
「あの、それは」
 マミは双子の今の言葉に首を傾げさせて突っ込みを入れた。
「もう」
「開き直りって言うのね」
「そうですね」
「そう聞こえましたが」
「それならそれでいいわ」
「私達はこう言いますので」
 ゴーレムを動かしていると、というのだ。
「ではです」
「その様にね」
「ううん、どうしても自分で動かしている様にしか見えないけれど」 
 鈴音はまだ言った。
「それならいいかしら、それでじゃあ私達はね」
「はい、下がりましょう」
「そして休みましょう」
 シュエメイとシュエランがまた応えた。
「食べて寝て」
「今は英気を養いましょう」
「それではね」
 キャシー=ロックハートも頷いてだった。
 戦士達は今は撤退した、そして入れ替わりに仲間達が入る。そうして交代で休んで戦っていったのだった。
 土御門は戦う中で戦局を見て笑った。
「前は見渡す限り敵ぜよ」
「中々壮観だな」
 レオンミシェリは土御門の言葉に笑って応えた。
「これは」
「ああ、やりがいがあるぜよ」
「戦いがいがな」
「そうぜよ」
「幾ら殺してもいいからね」
 由乃は鉈を手に妖しく笑って言ってきた。 
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