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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十一話 グロンギとの死闘その七

「それぞれの考えで全力でやる」
「それがか」
「いいんだろうな」
「そういうことか」
「ああ、だからな」
 バットを振るいながら言った。
「これからもな」
「戦っていけばいいか」
「お前の考えがそうならな」
 逸る気持ちを抑えて自重してというのだ。
「それでいいだろ」
「そういうものか」
「ああ、それでやっていこうぜ」
「そうですね」
 如月唯人はそれならと頷いた、そうして金属バットのサポートをして戦いつつそのうえであらためて話した。
「百人いれば百人の戦い方があって」
「その都度の考えでな」
「その中で全力を尽くすことですね」
「そうだろ、だからな」
「今はですね」
「こうしてな」
 まさにと言ってだった。
 金属バットはまたバットを振るってグロンギ達を薙ぎ倒した、即座に態勢を戻してまた攻撃を浴びせつつ言った。
「戦っていくな、俺も」
「そうですね」
「ああ、全力でな」
 こう言って戦続けるのだった。
 戦士達は夜になっても戦い明け方もだった。
 戦っていた、だが休息も忘れていなかった。
「これで、です」
「今はですか」
「退いて」
 リ=シュエメイは妹のシュエランに話した。
「英気を養いましょう」
「もう少し戦いたいですが」
「そう思っていてもです」
 心ではというのだ。
「無理をしてはいけません」
「身体は嘘を吐かないですね」
「はい」
 だからだというのだ。
「ここはです」
「それがいいわね」
 鈴音も空から言ってきた。
「あんた達疲れてるわよ」
「それが動きにも出ていますね」
「ええ、だからね」 
 シュエメイに話した。
「ここはね」
「退いて、ですね」
「休んだ方がいいわ、私もね」
 鈴音自身もというのだ。
「そうするから、あとキャシーもね」
 双子と共に戦う彼女にも声をかけた。
「下がった方がいいわ」
「私も疲れているから」
「それが見えてきたから」
 だからだというのだ。
「下がってね」
「じゃあ後はね」
「私達が入ります」 
 サルサとリトスが言ってきた。
「お任せ下さい」
「ここはやらせてもらうわ」
「そしてです」
 セラフィムも来て言ってきた。
「私も行かせて頂きます」
「援護は私がします」
 マミも来た。
「ですからここは任せて下さい」
「空の守りは任せたわ」
 鈴音は自分の横に来たセラフィムに笑顔で話した。 
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