夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百五十五話 重要な島その二
「周辺の民に何かと迷惑をかけてるさかいな」
「征伐と退治を進めますか」
「そうしよか」
「ほな水軍を送りますか」
「そうするで」
こう言ってだった。
郭は海南省の街や村に使者を送ることにした、だが彼等をどう送るかについて彼は美蓮に真剣な顔で話した。
「海賊やモンスターが多いからな」
「海からはですか」
「そや、送らんでな」
「ほな空からですか」
「送るで」
「そうしますか」
「空船を使ってな」
その様にしてというのだ。
「ええな」
「それでは」
「そしてな」
郭はさらに話した。
「あの辺り最近鮫も多いな」
「ああ、暖かい海なので」
「元々多くてな」
「最近は特に多いので」
「そやから鮫もな」
この魚もというのだ。
「退治するで、そして退治した鮫は食材にするで」
「ヒカヒレですか」
「その身体もな」
鰭だけでなくというのだ。
「そちらもな」
「食べますか」
「そうするで」
「そうですか」
「売りもするしな」
ただ食べるだけでなくというのだ。
「それで商人に儲けてもらうで」
「そうしたこともお考えなのですね」
「やっぱりな、ただ倒すんやなくてな」
「食べられるならですね」
「食べて売ってな」
その様にしてというのだ。
「仲間になりたいモンスターはな」
「迎え入れますね」
「そうして戦力にしてくで」
「海のモンスターもですね」
「そや、そうしてな」
郭は話を続けた。
「あの辺りの海を平和にするで」
「そうしますね」
「そうしたら海南省と壮族自治区の民も僕等の行いを見てや」
「高い評価を抱き」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「自分達からな」
「こちらに入る様にもなってくれますね
「そやからな」
「ここはですね」
「政のことも考えてな」
そうしてというのだ。
「水軍を出して」
「海賊やモンスター退治もですね」
「するで、そして儲けもするで」
フカヒレ等も手に入れてというのだ。
「ええな」
「ほなそうしますか」
「海南省の掌握も進めつつな」
こう言ってだった。
郭は美蓮と共に海南省の掌握とだった。
海賊やモンスターの征伐や退治を進めていった、海南省の方は郭達にとっては残念なことに海口は降らなかったが。
「三亜と崖県が降ったか」
「はい」
戻って来た使者のうちの一人が答えた。
ページ上へ戻る