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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその十五

「戦っていこうな」
「わかった、ではな」
「無論私も一緒だ」
 壇は今もそこにいて言ってきた。
「共に戦う仲間、友としてな」
「壇さんもですね」
「当然だ」
 アスタに不敵な笑みで答えた。
「私も仮面ライダーそしてだ」
「人間だからですね」
「仲間でありだ」
「友達なんですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「スサノオにも勝つ」
 この世界でもというのだ。
「いいな」
「そうしていきましょう」
 アスタも応えた。
「絶対に」
「共にな」
「訓練ですが」
 ファリアが言って来た。
「もう準備は出来ています」
「そうか、ではだ」
「はい、皆さんでですね」
「やっていくとしよう、そしてだ」
「強くなりますね」
「全員でな、一人一人でなくだ」
 壇はさらに言った。
「全員でだ」
「強くなってこそ」
「真の強さだ」 
 それであるというのだ。
「まさにな」
「わかるべきことはわかっておるのう」
「そうね」
 千は幸村の言葉に頷いた、二人共無表情である。
「人間としてね」
「何かと破天荒な人だが」
「ちゃんと押さえるところは押さえているから」
「だからいいのう」
「私達も安心出来るのね」
「人間としてな」
「そして仲間、お友達としてね」 
 今も言う壇を見ながら思うのだった。
「やっていけるのね」
「うむ、実はわらわは壇さんも好きだ」
「私もよ」
「むしろこの破天荒さが癖になる」
「そう思えてくるわね」
「面白い方かと」
 ベクターは微笑んで述べた。
「壇さんは」
「面白いって言えば面白いね」
「そうよね」
 えりかと川野愛も同感だった。
「見ていて飽きないし」
「それでいて頼りになるしね」
「しかもためになること言ってくれるし」
「面白い人よね」
「あらゆる意味でね」
「そうよね」
「面白いと思うなら思えばいい」
 壇はそう思われることを笑顔で受け入れていた、そのうえでの言葉だった。ただしおかしなポーズを付けている。
「私は一行に構わない」
「じゃあそういうことで」
「これからもお願いします」
 二人は壇に笑顔で応えた。 
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