| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四百九十七話 訓練ートレーニングーその十五

「チキンのな」
「グリルでなくか」
「ステーキだ」
 ギルタンに答えた。
「そちらを食べたい」
「つまりチキンステーキか」
「そちらをな」
「じゃあ作る?」
 ニコはあっさりとした口調で言った。
「チキンステーキ」
「そうしてくれるか」
「食べたいならね」
 シャーリーに答えた。
「焼くけれど」
「では頂く」
「あとハンバーグもいいわね」
 ニコはこちらもと考えて言った。
「あれも美味しいからね」
「私もそう思う」 
 ギルタンはニコのその言葉に頷いて応えた。
「ハンバーグもまた」
「美味しいわよね」
「かなりな」
「だからそちらもね」
「焼くか」
「そうするわ。ただ明日の夜おでんするつもりだけれど」
 ニコは真剣な顔で話した。
「チキンステーキやハンバーグはお昼にして」
「おでん?何だそれは」 
 レダはおでんと聞いて極めて怪訝な顔になった、そのうえでニコにも他のライダー関係者に対しても問うた。
「一体」
「日本の料理の一つだよ」
 九条が答えた。
「だしの中に色々入れて煮るんだ」
「そうした料理は」
「こっちにはない食材ばかり入れてな」
 そうしてというのだ。
「食うんだよ」
「まあ茹で卵はあるよな」 
 パラドはそれはと述べた。
「こっちの世界にも」
「それはあるが」
「けれど蛸は食わないな」
「蛸?食べられるのか」
 レダは真顔で問い返した。
「あの様なものが」
「実は食えるんだよ」
 パラドはレダにあっさりとした口調で答えた。
「しかも美味いからな」
「そうなのか」
「後はちくわとかはんぺんとかごぼ天とかあげとか」
 パラドは中の具の話もした。
「がんもどきに大根、牛の筋肉かな」
「まあそんなところだな」 
 九条はパラドの言葉に頷いた。
「中の具は」
「そうだね」
「兎に角これが美味しいんだ」
 院長はセブンナイツの面々に微笑んで述べた。
「だから是非ね」
「食べるべきか」
「うん、お酒も用意するけれど」 
 院長はそちらの話もした。
「日本酒だしね」
「あのお酒は不思議ですね」
 ファリアはそれはと応えた。
「お米で造るなんて」
「日本は主食がお米だからね」
「それで、ですか」
「こちらの主食の麦からビールを造るのと同じで」 
 それでというのだ。
「日本ではなんだ」
「お米からですね」
「お酒を造るんだ」
「そういうことなんですね」
「それでお酒はそちらを用意するから」
「では頂きます」
「日本酒は不思議な味がしますね」
 ガレスは日本酒について真顔で述べた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧