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八条学園騒動記

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第六百五十八話 お姫様と悪役令嬢その十四

それでだ、プリシラはまた言った。
「人間生きていてもね」
「意味ないわね」
「若し親御さんまともなら泣くわね」
「そんなのが子供だとね」
 それこそというのだ。
「人の痛みや苦しみがわからないわかろうともしない」
「殺された人の命の重みや残された人の悲しみも」
「そこまで馬鹿だとね」
「もう泣くわ」
「自分達の子供はここまで馬鹿なのかって」
「自分達はこんな馬鹿を育てて子供に持って世に出したのかって」
「そういう奴が何か正義を言っても意味ないし」 
 プリシラは冷たい目で述べた。
「人の痛みや苦しみや悲しみをわからないわかろうともしない」
「生きてても無駄なレベルだしね」
「じゃああんたがまずテロに遭えってね」
「そう思うわね」
「まあそんな奴こそ自分のことになったら」
 自分がテロに遭えばというのだ。
「泣いて叫んで命乞いしてね」
「周りに助けろって言うわね」
「他人はどうでもいいからって」
「自分を絶対に助けろって」
「そんな奴助けたくないわ」
 プリシラは冷たい目で言い三人もだった。
「何があってもね」
「馬鹿もそこまでいくとね」
「白痴レベルで」
「どうにもならないわね」
 こうした話をしてだった。
 四人は最後の一口を飲んだ、そしてだった。
 プリンセスとテロリストそれに愚か者の話をさらにした、だが酔いはさらに回ってきてそうして潰れかけていた。


お姫様と悪役令嬢   完


                 2022・3・2 
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