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夢幻水滸伝

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第二百四十話 退治し迎え入れその一

                第二百四十話  退治し迎え入れ
 呉と巴、郁の三人は三省を統一した後はその三省の政にかかった。
 線路や道を整え学校を多く建て各種産業の発展にかかった、これまでもそうしていたがこれまで以上に本格的に取り組んでいった。
 その中で治安のさらなる改善にも取り掛かったが。
「ほんまに多いでしね」
「ああ、モンスターがな」 
 呉は洛陽で郁に答えた、三人で政務を執りつつの話だ。
「三省の浮島には」
「これではでし」
「民に被害が出るのも当然やな」
「だからでしね」
「軍を集めてや」
「冒険者達にも依頼を出して」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「退治にかかってるんや」
「そうでしね」
「そして私達も出る」 
 呉は郁にこうも言った。
「そうもするで」
「僕ちん達も戦力だからでしね」
「そや」
 その通りだというのだ。
「それでや」
「モンスター退治を進めていくでしね」
「そして減らしてくで」
「そうして民の被害を抑えるでし」
「産業にも及んでるしな」
「わかったでし」
「そしてです」 
 巴も言ってきた。
「軍は建造を進めている空船達の完成と就役は先になりますので」
「その前にやな」
「これは即座に行わないといけません」
「さもないと今以上に民に被害が及ぶさかいな」
「そうですさかい」
 だからだというのだ。
「舞空の術を使える者、また移動の術やそうした道具も使って」
「そのうえでな」
「浮島に将兵を矢次早に送りましょう」
「そうしてくな」
「私達も移動の術は使えます」
 そして舞空の術もだ、星の者は全ての術をそれもステータスが高い為驚異的な威力や効果で使用出来るのだ。
「そうですさかい」
「人員を送ることもしてくな」
「そうしましょう、移動の術一回で百人単位で送れるのですから」
「これは強いな」
「しかも私達はレベルが高くです」
「魔力も高い」
「その分術を多く使えるので」
 この場合は移動の術である。
「将兵達を多く送れます」
「それも使うな」
「はいこれまで戦では戦場で他の術に使う為にこうした術は使いませんでしたが」
「今度はな」
「自由使えるので」
 それが為にというのだ。
「使っていきましょう」
「ほなな」
「大軍を一気に移動させる」
 郁はこのことを話した。
「鉄道もそうでしが」
「術も然りです」
「それが出来れば強いでしね」
「将兵だけやなくて物資もそうします」
「そうでしね」
「それが可能なだけで、です」 
 それでというのだ。
「大きな戦力です」
「ほんまにそうでしね」
「そやからです」
「そうしてでしね」
「大軍を一気に送ります」
「そうするでしね」
「それぞれの浮島に」
 こう郁に話した、そしてだった。 
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