八条学園騒動記
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第六百五十七話 お姫様その七
「そうされていたのよ」
「それも凄いわね」
「そうした人達もいてお姫様もで」
ペリーヌはラム酒を口に含んでから言った。
「しかも映画はそうで」
「魔法少女と超能力者もよ」
「それで仙人もいるのね」
「そうした国よ」
「聞けば聞く程カオスね」
「そうよね」
ペリーヌはカトリのその言葉に頷いた。
「もうね」
「無茶苦茶って言ってもいいわね」
「そこまでいくとね」
「そしてお姫様の数も多い」
エイミーは話を戻した、そうしてからだった。
つまみとしてチーズの燻製を食べた、そのうえでその味を楽しんでからジンを飲んであらためて話した。
「連合よりもね」
「セーラのお家だって大きいのよね」
「確か千人単位よ」
その数はとだ、プリシラは答えた。
「そしてお姫様も」
「その分多いわね」
「マハラジャのお家って沢山あって」
そうしてというのだ。
「それぞれの規模が凄いから」
「それでよね」
「お姫様もね」
「多いのよね」
「エウロパに留学したら王女様よ」
その立場になるというのだ。
「それで物凄く丁重に遇されるそうよ」
「ああ、あそこ位に五月蠅いから」
カトリはそれでと言った。
「マハラジャは藩王つまり王様だから」
「王女様だからね」
「お姫様でも最高位ね」
「王様のお家王室の方だから」
「公爵や伯爵よりもね」
「ずっと上よ」
王ならというのだ。
「だからね」
「エウロパ人でなくても」
「連合じゃ国賓だけれど」
その待遇になるがというのだ。
「あそこじゃね」
「最高位のお家の人ね」
「それでもう丁重な待遇で」
「連合でのそれ以上?」
エイミーはプリシラに尋ねた。
「それって」
「だから国賓じゃなくてね」
「王室の方だから」
「それこそイギリスやオランダや」
「そうした国の王女様と同じね」
「その待遇をね」
まさにそれをというのだ。
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