ライブジャスティスシリーズ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
十香ファーストバトル/仮面ライダーサンダルフォン
キイイイイイィィィィィ!!
相対するナヘマードーパントと仮面ライダーサンダルフォン。
地面に突き刺さった二つの剣に触れる。
ナヘマー「う、うあああああああっ!!!!」
剣を抜いたのはナヘマードーパント、鬼神の如き叫びを上げ、サンダルフォンに斬りかかった。
だが……
サンダルフォン「俺は、皆の力で……十香を救う、力を貸してくれ、四糸乃!!」
ザドキエル!! ガシャ
ザドキエルメモリをサンダルフォンブレードのマキシマムスロットに刺し、スロットのボタンを押した。
ザドキエル、マキシマムドライブ!!
サンダルフォン「ザドキエルディフェンスコールド!!」
バリィ!!
氷の壁がサンダルフォンを覆い、破壊された氷の破片が吹雪と共にナヘマーを襲う。
サンダルフォン「凄い、これがガイアドライバー。自分の思った様に攻撃が出来る」
サンダルフォンはカマエルメモリとラファエルメモリを手にサンダルフォンソードに刺す。
サンダルフォン「これならどうだ!!」
カマエル!! ラファエル!!
カマエルマキシマムドライブ!!ラファエルマキシマムドライブ!!
サンダルフォン「カマエル&ラファエルバーナーズトルネイド!!」
剣を振り上げ、嵐と炎を纏った斬撃を繰り出し、ナヘマーはそれを剣で受け止めるが、流石にノーダメージな訳ではなく、地面に伏せながらも剣を握り、サンダルフォンを襲う。
ガキィ、ギリギリッ……
至近距離での鍔迫り合いの中、サンダルフォンは問いかける。
サンダルフォン「必ず、助ける。これ以上罪を重ねるな!!俺がずっとそばに居てやる!!」
ナヘマー「シ……ド……」
サンダルフォン「戻って来い、十香!!」
ナヘマー「あああ、あああああああ!!!!」
黒いオーラがナヘマー包む。
ナヘマー「やめて、やめて……傷つけ……たくない……」
サンダルフォン「十香……」
ナヘマーは黒いオーラに飲み込まれると自我を失い、再びサンダルフォンに斬りかかる。
ガキィ、ギン、ガリィ!!
サンダルフォン「目を覚ましてくれ、十香!!」
ナヘマー「ああああああ!!」
ナヘマーは剣を逆手持ちにすると魔法陣を展開し、足を捻らせたジャンプで特攻する。
ナヘマー「サクリファイスブレイク!!」
サンダルフォン「ぐあああ!!」
回転型の3連撃を喰らい、左手にダメージを受けるサンダルフォン。倒れるサンダルフォンにナヘマーは馬乗りになり、剣に衝撃波を纏わせる。
ナヘマー「ジャッジメントブレイク」
サンダルフォン「あああああああ!!」
胸部を剣先で突かれ、衝撃波で地面が抉れるようにサンダルフォンが押し潰される。
全身にとてつもない痛みが走り、サンダルフォンは苦悶の表情でホルダーに手を伸ばす。
サンダルフォン「十香、これ以上は……」
ナヘマーが次の技を放つ瞬間、サンダルフォンはハニエルメモリを取り出し、腰のマキシマムスロットに刺す。
ハニエル!!
ハニエルマキシマムドライブ!!
サンダルフォン「ハニエルマジックアシスト!!」
ボーン!!
ピンク色の煙幕がナヘマーの視界を塞ぐ、そしてその周辺では幾つもの扉が召喚される。
ナヘマー「どこだあああああ!!」
サンダルフォン「ここさ!!」
幾つもの扉から空間を移動し、ナヘマーを翻弄しながら斬撃を繰り出す。
サンダルフォン「さっきの攻撃でダメージが酷いけど、このツインマキシマムなら」
サンダルフォンはハニエルに加えてガブリエルメモリを取り出し、サンダルフォンソードに刺す。
ハニエル‼ ガブリエル!!
ハニエルマキシマムドライブ!!ガブリエルマキシマムドライブ!!
サンダルフォン「ハニエル&ガブリエルドールズカーニバル」
サンダルフォンの目の前に銃を持った兵隊人形が現れ、サンダルフォンは出現したピアノで行進曲を披露すると兵隊人形は一斉に銃を向ける。
サンダルフォン「兵隊人形自体、そこまで強くは無いけど、ガブリエルの力で強化すれば大きな集中砲撃に変わる!!」
次々に打ち込まれる銃撃にナヘマーはダメージを受けながらサンダルフォンに斬りかかる。
ナヘマー「クルセイドブレイク」
ナヘマーは剣に黒い炎を纏わせ、それを解放すると領域にサンダルフォンを巻き込み、空間内で強烈な斬撃を与えた。
サンダルフォン「がはあ、はあ、はあ、領域支配系の技まで持っているのか……」
それでも尚、攻撃を止めようとしないナヘマーにサンダルフォンは武器を手に剣戟を繰り返す。
何度も剣を交える中、2人の戦いを傍観するバアルドーパント、トランプをシャッフルしカードを引くたび、ニヤリと笑う。
バアル「彼もガイアドライバーの使い手か、アイザックはこの事を知った上で十香を差し向けたのか、でも彼に使われっぱなしじゃ僕も面白くないなあ」
バアルは手鏡を召喚し、ナヘマーに向けると変身が解け、十香が再び回収される。
サンダルフォン「どういうつもりだ!!」
バアルは手鏡を指で鳴らして消す。
バアル「僕は道楽者でね、それが面白いとかの基準でしか物事を見ないから、アイザックの命で今回は君を試す為に十香に会わせたけど僕も彼の命令ばかりを受けて従ってるほど従順な子犬じゃないからね」
サンダルフォン「成程、アイザックが好みそうな道化だな」
バアルはカメラを手にサンダルフォンにレンズを合わせる。
パシャッ!!
バアル「お近づきのしるしに一枚持っておくよ、それとこれは僕からプレゼントだ」
シュッ!!
バアルはトランプを投げつけ、サンダルフォンはそれを受け取る。
サンダルフォン「10月28日、風都観音商店街地区……」
バアル「記載の日付の日、そこでまた会おう。果たして君は悲劇のお姫様を救う王子になれるかな?じゃあね」
サンダルフォン「待て!!」
バアルが姿を消すと変化したライオンもゴミに戻る。
レオ「野郎、奇術師だか何だかわかんないふざけた力使いやがって!!」
スカイハイ「だが、状況はこれからもっと最悪になっていく。どちらにしても私達で打開策を見出さなければならない」
マリア「士道……」
サンダルフォンはその場で動かず、ゆっくりとガンマドライバーに触れる。
ガシュゥゥ……
メモリを引き抜き、変身を解除する。
その顔はどこかやりきれない雰囲気を纏っていた。
アストラ「何を考えている、戦うと決めていたんじゃないのか?」
士道「いざ相手になると、凄く怖く感じた、この力は、救う力であり、壊す力でもあった。変身してわかったよ。俺でも分からない、恐ろしい力だよ、ガンマドライバーは……」
アストラは士道の肩を叩いて諭す様に語る。
アストラ「強大な力を持つ者は古来より争いの歴史を作って来た、だがそれに善悪は無い、自分が正しいと思った事ならそれは正義だが同時に責任と後悔があるモノだ。それでも背負う覚悟があるだろう?進次郎もそういうモノを背負って戦ってきたんだ」
士道はアストラの言葉を聞いて、再び覚悟を決める。
士道「わかった、俺は俺の信じた道を行く、十香を取り戻す。それが今の俺の正義だ」
アストラ「良い顔をするじゃないか、僕も出来る限り協力する」
風都航空 旧整備場
???「お役目ご苦労だったね、蛭川君」
蛭川「僕に頼ればこのぐらいお安い御用ですよ」
スマホで連絡を取る蛭川、その手にはサンダルフォンの写真が握られている。
???「それじゃあ、次に頼みたいのは例の件だ。うまくやってくれたまえ、奇術師なら簡単だろう?」
蛭川「ええ、手筈はじき整いますよ、もう少し期待していてください
我が主人、アイザックさん」
ページ上へ戻る