八条学園騒動記
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第六百五十四話 マッコリにしてもその十五
「各国の間でも」
「それでも同じ連合の国だからな」
「敵かっていうと」
それはというと。
「そこまでいかないよ」
「あくまで一時揉める位だな」
「それぞれの分野で一時的にね」
「それ位だな」
「まして千年以上昔のことじゃない」
「今の俺達に関係ないな」
「ないよ」
それこそというのだ。
「全くね」
「まさにその通りだ」
洪童もその通りだと答えた。
「俺もそう思うが」
「韓国にとってはその千年以上前のことが嫌で」
「そしてあらゆる分野で日本が得意なものはな」
「進出するんだね」
「対抗してな」
「本当におかしなことしてるね」
「そして日本がやることは反対する」
そうもするというのだ。
「国益もだ」
「考えないんだね」
「例え支持するなら国益になってもな」
日本を支持すると韓国に国益がもたらされる場合ならというのだ。
「それでもだ」
「反対するんだね」
「そうしたことも考えないでな」
「普通国益考えるよね」
「だから日本にはだ」
「反対するんだ」
「理屈はない」
一切というのだ。
「そんなものはな」
「日本だから反対するんだ」
「日本の言うことだからな」
それ故にというのだ。
「絶対にだ」
「反対して」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「いつも損をする」
「国益を考えていないから」
「国益を考えるとな」
それならというのだ。
「日本が支持していてもな」
「それでもだよね」
「支持するものだ」
「日本と同じくね」
「しかしだ」
韓国はというのだ。
「日本が言うとな」
「反対するんだ」
「今も中央政府に各国政府が対抗しだしてな」
連合の常である、連合では各国政府同士の衝突も多いが中央政府と各国政府の衝突も常であるのだ。
「火花が散っているな」
「いつものことだけれどね」
「韓国はその各国政府に入っているが」
「日本の方にいるんだ」
「だが国会で堂々とだ」
政治の場でというのだ。
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