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夢幻水滸伝

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第二百三十四話 太原攻略の後でその三

「これからは」
「将兵を強くする」
「そうしてくで、しかし今は」
「ある戦力を使うのが戦や」
 魯がこう言ってきた。
「そやからな」
「ここはな」
「術もやな」
「使う、銃撃でも効果はある」
「城壁にダメージを与えられるな」
「ピストルではあかんでも」
 小さな攻撃では効果はない、羅は答えた。
「しかしマシンガンの一斉攻撃やとどないや」
「そういうことやな」
「そやからな」
 今はというのだ。
「そうしてな」
「攻めるな」
「ああ、空船からの爆撃もな」
「やってくな」
「空船の指揮は自分に頼む」
 魯に告げた。
「ええな」
「ああ、任せてくれ。城壁を爆撃するな」
「流れ弾でも民家にはな」
 そこにはというのだ。
「被害が出ん様にな」
「する、それはな」
「そして自分もや」
「戦うんやな」
「そうしてもらう、ええな」
「ほなな」
 魯も頷いた、そうしてだった。
 北の軍勢は攻城戦に入った、羅はすぐに陳が率いる砲兵隊に一斉攻撃をさせた。整然と並べられた大砲が一斉に火を噴き城壁を攻撃し。
 空船から爆弾が落とされ術も炸裂した、だが。
 それで終わらずだ、羅は星の者達にも命じた。
「術にや」
「神具もやな」
「使うんや」
 魯に貝殻で告げた。
「そうするんや」
「禁鞭でやな」
「そして混元傘でな」
 この神具も使ってというのだ。
「そしてや」
「敵の攻撃を跳ね返してやな」
「その攻撃をや」
「城壁に向けるな」
「そや」
 その様にするというのだ。
「ええな」
「よし、ほなな」
「そうするで、そしてや」
 そえでというのだ。
「我々はな」
「ここはやな」
「そうして攻めてな」
 そのうえでというのだ。
「城壁を壊す、城壁を壊せば」
「そこからやな」
「兵を突っ込ませる」
 城の中にというのだ。
「そしてや」
「それからはやな」
「敵兵を倒してく」
 城の中にいる彼等をというのだ。
「そうしてくで、そして我もや」
「攻めるな」
「ああ、今からな」 
 青龍偃月刀を手に述べた。
「そうする」
「そうか、ほなおいらもや」
「攻めるな」
「そうする、城壁を壊すで」
「頼むで」 
 魯に最後はにやりと笑って告げた、魯は彼のその話を聞くとだった。 
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