夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百三十四話 太原攻略の後でその一
第二百三十四話 太原攻略の後で
魯が率いる軍勢が来た、羅は彼等を見てにやりと笑って述べた。
「よし、いよいよや」
「総攻撃ですね」
「そや」
陳に笑顔で答えた。
「砲兵隊は自分に率いてもらう」
「そうしてですね」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「城壁に砲撃を浴びせて」
「そのうえで、ですね」
「城壁を破壊してもらう、そこにや」
砲撃に加えてというのだ。
「術での攻撃とな」
「僕達もですね」
「攻撃を行う」
星の者達もというのだ。
「術、それにな」
「神具ですね」
「持ってる力を全部使って」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「城壁を破壊しますね」
「城壁を破壊すれば」
城の護りの要のそれをというのだ。
「もうや」
「城の攻略は間違いないですね」
「そやからな」
それでというのだ。
「ここはな」
「攻めますね」
「そうする、魯達と合流する」
「今から」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「城を完全に囲んでな」
「総攻撃ですね」
「それに移る、ほな魯達と会うで」
羅は強い声で言った、そうしてだった。
彼は本陣に来た魯達と会った、そのうえで彼に言った。
「準備出来てるな」
「ああ、合流してすぐにや」
魯は羅に不敵な笑みで答えた。
「城の包囲に入ったわ」
「それは何よりや、ほな明日は朝飯を食ったらな」
「それからやな」
「総攻撃や」
それに移るというのだ。
「そしてや」
「城を攻略するな」
「そうする、ただな」
羅はさらに言った。
「南の一部分は空けてるな」
「包囲してもな」
「あれはわざとや」
「敵を逃がす為か」
「ここで戦を終わらせらたいけどな」
それでもとだ、羅は話した。
「やっぱり敵を完全に囲むとな」
「死兵になってやな」
「必死に戦って攻略に手間取り」
「大きな損害も出すな」
「こっちがな、そやからな」
「南は開けたな」
「そこには道もある」
「そやから逃げられるな」
「逃げたい兵は逃がさせてや」
「そうして攻略するな」
「城を守る呉達もな」
星の者である彼等もというのだ。
「逃げる兵を率いて撤退するならな」
「それでええか」
「ああ、そしてここで戦を終わらせられんでも」
「先のこともか」
「考えてる」
「そやねんな」
「そのうえでや」
羅はあらためて話した。
ページ上へ戻る