八条学園騒動記
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第六百五十三話 皇帝と王の違いその十一
「そうした政治家が当選するなんてな」
「だから俺は思うんだ」
「韓国は日本から離れるべきか」
「しかもそうした外交をしてもな」
「ロシアには通じないな」
「こちらが何かする前に殴られるからな」
ロシアが相手ならというのだ。
「そしてそうした相手には弱い」
「一旦殴られるとか」
「そこで動きが止まるからな」
殴られると、というのだ。具体的に言えば外交的先制だ。実際に暴力を振るわないことは言うまでもない。
「そして動きが止まるとな」
「そこを逆に攻められるな」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
「問題だ」
「その外交のやり方も考えるべきだがな」
「何でも二十世紀の日本や欧州各国には通用した」
「相手の思わないことをしてか」
「そして一撃を浴びせてな」
「主導権を得るやり方か」
「言い掛かりも何でもつけた」
そうもしたというのだ。
「それでやっていけたからな」
「今もやっているか」
「二十一世紀になると日本には通じなくなった」
韓国が最も意識しているこの国にはというのだ。
「無視されてな」
「実際今も無視してるよね、日本」
ロミオはその現実を話した。
「普通に」
「そうだな」
「韓国が変なことを言っても」
それでもであるのだ。
「容赦なくな」
「そうだよね」
「だからもうそうしたやり方は変えるべきだ」
洪童はマッコリを飲みつつ話した。
「日本ばかり見て自分も見ない」
「本末転倒だね」
ロミオは韓国のその現状に思った。
「まさに」
「そうだな」
「それじゃあね」
「それでも止めない」
「日本ばかり見て自分達も見ないから」
「そのせいでな」
まさにその為にというのだ。
「そうなっている」
「自分を見つめなおせ」
ロミオが言った。
「よく言われるね」
「何かあったらな」
「そうした時こそね」
まさにというのだ。
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