八条学園騒動記
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第六百五十三話 皇帝と王の違いその五
「凄いよね」
「やたら日本に言う教授が多いな」
「物凄くね」
実際にというのだ。
「多いよね」
「マスコミもネットもな」
「日本のこと言うんだね」
「日本が弱い分野だとな」
そちらはというと。
「興味がないしな」
「進出もしないんだね」
「産業も文化もな」
「文化の中にはスポーツも入るね」
「そうだ、日本人がいないとな」
それならというのだ。
「韓国人は来ないんだ」
「それだけ日本のみだっていうんだね」
「そして日本人がやったことや日本で人気のものはな」
そうしたものはというと。
「起源を言い出す」
「起源の主張もそれだな」
タムタムも応えた。
「日本がどうかだな」
「ロシアのコサックダンスは連合中で有名だな」
洪童は例えとして話した。
「そうだな」
「ああ、かなりな」
「しかし日本では特にメジャーでないな」
「知られている位だな」
「だから言わないんだ」
「コサックダンスは韓国起源とはか」
「そうだ、だが日本酒はな」
今度は酒の話をした。
「日本人は飲んで連合でも有名だな」
「広く飲まれているな」
「だから起源を言うんだ」
まさにそれをというのだ。
「そしてその起源はな」
「お前が今飲んでいるな」
「マッコリだ」
この酒だというのだ。
「米で造っているからな」
「日本酒と同じでか」
「そう言っているんだ」
「あの、お米で造ってるのってね」
ロミオが突っ込みを入れた。
「それこそね」
「何とでも言えるな」
「主食がお米の国ならね」
それならというのだ。
「言えるよ」
「そうだな」
「というか濁酒だよね」
ロミオはこうも言った。
「マッコリって」
「日本酒で言うとな」
「そうだよね」
「俺もそう思う、というかそんな起源もな」
これもというのだ。
「どうでもいいとな」
「洪童は思っているんだ」
「ああ、何がどう起源でもな」
「どうでもいいんだ」
「そう思っている」
「そうなんだね」
「本当にな」
そう思っているというのだ。
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