仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百九十話 運命の決戦~勝利のビュッフェ~その八
「それなら」
「啓太さんや薫さんと違うんだから」
「そうか、そこは辛いな」
「辛くてもです」
「そこは仕方ないよ」
「そうだな、では寝よう」
仮名は二人の言葉に頷いてだった。
そうして目を閉じた、それでドロシーとレオナも寝るが。
寝る前にだ、自分達のところに来たみれぃに問われた。
「そふぃ知らないプリ?」
「そふぃ?そこにいるよ」
ドロシーは寝袋の中から右手を出して宙を指差して答えた。
「今丁度見えたよ」
「すや~~~」
「あっ、漂って寝てるプリ」
「あの通りね」
「ちゃんと寝袋に入ってるプリな」
見ればそうなっていた。
「じゃあ問題ないな」
「温かくしていれば心配無用」
シオンも寝袋の中にいる。
「浮かんでいてもな」
「そうプリな、じゃあ私も寝るプリ」
「私も」
らぁらは今寝袋の中に入った。
「温かくして寝るわね」
「そうして寝なさい」
順子はまだ寝ていないがこう六人に告げた。
「さもないと風邪をひくわよ」
「そうですよね」
「風邪をひいたら元も子もないわ」
順子はこうも言った。
「だからね」
「ちゃんと寝袋に入って」
「そうして寝なさい」
「わかりました」
「私もそうするしね」
順子は自分のことも話した。
「元アイドルとして現役の娘達に言っておくわ」
「あの、前から思ってたんですが」
ここで木野愛が順子に尋ねた。
「順子さんは」
「アイドルについてよね」
「何か物凄く実感ありますけれど」
「そりゃそうでしょ、私自身だけでなくね」
順子は木野愛に強い声で答えた。
「魂もよ」
「元は、ですか」
「アイドルだったから」
「それで、ですね」
「こう言えるのよ」
「そうですか」
「アイドルのことなら何でもわかるわ」
魂からそうだというのだ。
「それでよ」
「温かくしてですね」
「そうして寝なさい」
「鏡花、主もじゃ」
紅葉も寝袋に入ろうとしている、和服のままだが問題なかった。そして自分の傍に立っている彼女に告げた。
「ちゃんとじゃ」
「寝袋に入って」
「温かくして寝るのじゃ」
こう愛弟子に言うのだった。
「主に何かあればと思うと心配でならぬからな」
「それで」
「入らんと許さぬぞ」
寝袋の中にというのだ。
「よいな」
「わかったわ」
「わかればよい、しかしデストロンの怪人共子癪な」
紅葉は顔を顰めさせてこんなことも言った。
「鏡花に傷をつけようとするとは」
「いつものことじゃないの?」
「そうよね」
レオナはドロシーの言葉に頷いた。
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