仮面ライダーセイバー 信じた方へ
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第十七章
「この連中もか」
「スサノオが身体だけ蘇らせているだけだ」
エスパーダはセイバーに顔を向けて答えた。
「これまでの連中と同じだ」
「やはりそうか」
「ストリウスは俺が倒す」
エスパーダも自ら申し出た。
「身体だけとはいえ奴だ、もう一度だ」
「倒す?しかしその強さは」
「わかっている、だが俺はあの時よりも強くなっている」
エスパーダもまた冷静に言った。
「だからだ」
「ストリウスは賢人が倒すんだ」
「そうする」
「そしてこいつは俺が相手をする」
バスターはスパルタンの前に出て剣を構えて仲間達に告げた。
「だから先に行け」
「こいつも強いけれどいいのかよ」
「俺はもっと強いだろ」
バスターは剣斬に笑って返した。
「そうだろ、だからな」
「じゃあいいか」
「お前等は先に行け、そしてスサノオをだ」
「ああ、倒すよ」
剣斬は明るく応えた。
「じゃあここは任せたよ」
「そういうことでな」
「先に行ってくれ」
エスパーダは声で急かした、二人はそれぞれの相手の前で剣を構えてその上で戦いに入ったのだった。
またしても階段を登っていく、その先にいたのは。
「今度はロードオブワイズクオンか」
「そして仮面ライダーソロモンか」
剣斬にデュランダルが続いた。
「ここにもいるか」
「スサノオも本当に強い奴ばかり出すな」
「そういう奴だということだな」
「そうだな、では俺はソロモンを倒す」
デュランダルは剣斬に告げた。
「そしてお前はだ」
「言うまでもないよな、俺はクオンと戦う」
「そうするな、またこいつと会って俺は怒った」
デュランダルは喋らないソロモンを見て述べた。
「成仏した相手を駒として戦わせることにな」
「俺もだよ、スサノオってのは碌でもないことをするよな」
「だから怒った、だからソロモンを倒す」
「じゃあ俺はクオンだ、それじゃあ一人になるけれどな」
それでもとだ、剣斬は飛羽真に顔を向けて彼に言った。
「飛羽真は上に行ってくれるか?」
「俺がスサノオを倒すよ」
「頼むな、一人で行かせて悪いけれどな」
「俺達も今の敵を倒してから行く」
デュランダルこう告げた。
「それまで持ち堪えろ、だが倒してもいい」
「ああ、スサノオは俺が倒すよ」
「宜しく頼む、ではスサノオのところに行け」
己のトライデントを構えてだった、デュランダルはセイバーを行かせた。そうして剣斬にも言った。
「勝つぞ」
「言うまでもないよな」
「そうだ、勝って後は笑顔だ」
こう言ってそれぞれの敵に向かった、彼等もまた戦いに入った。
一人になったセイバーはひたすら階段を登った、そしてその階段を登り終えるとそこは。
かつてセイバーがブレイズ、エスパーダと戦ったその部屋だった、まさに何もかもがそうであった。
その部屋の中央セイバーの前に仮面ライダーソロモンを右仮面ライダーストリウスを左にそれぞれ身体を持ち剣を手にし。
頭は仮面ライダーファルシオンの異形のライダーがいた、そのライダーはセイバーを見て言ってきた。
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