| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百二十五話 東北掌握その十一

「それこそです」
「さぼるな」
「そうします」
 その四人はというのだ。
「絶対に、悪人やないんですが」
「悪人やなくてもな」
「怠け者です」
 これに尽きるというのだ。
「そこが問題です」
「それでも星のモンでな」
「頼りにはなるので」
「仕事はやるし人としての筋は守るから」
「そやからですか」
「雇うわ」
 そうするというのだ。
「そしてな」
「あの娘達の力も借りて」
「西に対するか」
「そうしますか」
「ああ、ここはな」
「若し五人が入ればな」
 魯がここでまた言った。
「一時的でもな」
「こちらは十人でな」
「二人留守に置いてもな」
「八人で対することが出来るな」
「国力と人口で優勢なうえにな」
 それに加えてというのだ。
「星のモンでも圧倒出来たら」
「尚更やな」
「相手は地の星一人に人の星二人」  
 星の者の格の話もした。
「それに対してこっちは神の星の自分がおって」
「天の星の自分にな」
「地の星の残に人の星の屈と陳にな」
「そこに天の碧ちゃんにな」
「さらにやな」
「傭兵の四人もおる」
「人の星のな」
 こう話していった、そしてだった。
 魯はここまで話してそのうえで羅に話した。
「神星の自分がおるだけでもかなりの違いやが」
「天の星の自分もおってな」
「そして残に屈と陳もで」
 それでというのだ。
「さらに五人入ったら」
「圧倒的やな」
「まず勝てる、ただ圧倒的に勝つなら」
 それならとだ、魯は羅に話した。
「自分が出陣することや」
「そやな」
「神星そして六将星のモンの一人が出陣したら」
「その分強いな」
「采配も戦闘力もある」
 その両方がというのだ。
「それやとな」
「我は出陣すべきやな」
「そや、留守はおいらが守るわ」
 こう申し出た。
「それでええか」
「そやな、天の星の自分が残るとな」
「南の三人にもやり方次第でやっていけるな」
「護りを固めたらな」
「相手は中々バランスが取れた星のモンの状況やが」
「棟梁の呉に軍師の巴にな」
「補佐に郁がおる」
 この三人のことも話した。
「そう考えるとな」
「侮れんな」
「勢力も大きいしな」
「ですから攻められるとです」 
 陳が述べた。
「中々手強いです」
「そう考えると魯一人やと難しいな」
「はい、やはりもう一人残り」
「守りを固めるべきやな」
「そう思います」
「それがええな、魯は残ってもらうが」
 羅はこのことは決めた。
「もう一人も考えるか」
「そうしますか」
「ただ出来たら残と自分と屈は連れて行きたいな」
 この三人はというのだ。
「そうしたい」
「左様ですか」
「前線で戦う残に遠距離攻撃の自分に偵察や攪乱の屈とな」
「三人はですか」
「必要や、しかしまずはな」
「はい、国木田さんとですね」
「日本の四人に話をするか、奈良に使者を送って」
 四人が拠点を置いているそこにというのだ、四人はそこにいてそのうえで依頼を受けると依頼先にやって来るのだ。
「そしてな」
「そのうえで」
「四人に来てもらって地下世界にも人をやって」
 そうしてというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧