| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六十七話 春休みが終わってその二十二

「やっぱりね」
「ですね、ご本人さんなら絶対によく知ってますし」
「そう、だからね」
「そうしますね」
「ええ、じゃあ私もうお部屋に戻るけれど」
 新一君に言いました。
「新一君はこれからどうするの?」
「お墓地お参りして参拝しようって思ってます」
 神殿にというのです。
「回廊ひのきしんもさせてもらって」
「そうしてなの」
「お家に帰ってもゲームか勉強位しかしないですから」
「だからなのね」
「勉強するなら身体動かした方頭すっきりして出来ますし」
 それでというのです。
「そうしてきます」
「相変わらずいさんでるわね」
「お墓地に行って参拝させてもらってですか」
「それで回廊も拭かせてもらうなんて」
 回廊ひのきしんはこうも呼ばれています。
「いさんでるわね」
「そうですか、まあ今日は帰ったら絶対にすることありますけれど」
「お勉強以外になの」
「ゲームよりも重要です」
「それは何なの?」
「仮面ライダーと戦隊観ないといけないですから」
「それでなの」
「はい、ですから」
 私に楽しそうに言ってきました。
「今日は忙しいんですよ」
「新一君特撮好きなの」
「大好きです、ウルトラマンも観ますし」
「そうなのね」
「それで牙狼もです」
「そっちもなのね」
「観ています」
 こう私に答えてくれました。
「そうしています」
「結構以上に好きなのね」
「生きがいの一つです」
 そこまでだというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧