おぢばにおかえり
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第六十七話 春休みが終わってその二十一
「こうしたことは」
「そうなの」
「先輩の為でしたら」
「私だといいのね」
「はい、基本的に誰でもこうさせてもらいたいですね」
ここで嫌いな人以外というのがわかりました。
「本当に」
「それはいいことね」
けれどそのわかったことは言わないで新一君に言いました、もう一階で言いましたし今はいいと思ったので。
「そのことはやっていってね」
「そうさせてもらいますね」
「ええ、じゃあ今日から私詰所にいるから」
「ここから大学に通うんですね」
「詰所のひのきしんをさせてもらいながらね」
「専修科の人と同じですね」
「そうね」
天理教にはおみちのことを専門的に学ばせてもらう課程もあります、言うならばおみちの専門学校です。
「あの人達とね」
「そうですよね」
「私は四年でね」
「あの人達は二年で」
「期間が違うし」
それにです。
「学ぶ内容もね」
「また違うんですね」
「そうみたいよ」
新一君にこのことをお話しました。
「同じおみちのことを学ぶ学校でもね」
「四年と二年で違うんですか」
「あちらは言うなら専門学校だから」
このこともお話しました。
「だからね」
「それでなんですね」
「また違うから」
「そうですか」
「詳しいことは専修科の人に聞いてね」
「ご本人にですね」
「それが一番いいわ」
新一君を観ていいました。
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