『Necessary』
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『おもいで』
変わらない過去に縛られてるなんて厄介な人生はごめんだね。
そう誰かが呟くから思わず振り向いてハッとした僕が居た。
変わらない、なくならない、どうにもならない、それが過ぎ去った現実。
当たり前の事なのにどうして苛っとしてしまうんだろう。
縛られる、囚われる、其れはいけないことなのだろうか。
きっと、其の人には前に進むチカラが、勇気が、在るんだろう。
だからそう言ったんだろう。
どれ程の強い想いが其処に在るのかは誰もが知らないこと。
僕は僕で、きっと死ぬ迄、いや、死んでも過去にすがりついてるのかもしれない。
生まれ変わって此の世界に居ると言うのならどうか。
年を取って大人になったつもりだけど、君達との事だけは変わらずに色褪せないでいる。
不思議とずっとずっと此処に在るんだ。
そしてきっと今日も明日もずっと同じ夢を見る。
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