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おぢばにおかえり

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第六十七話 春休みが終わってその九

「絶対にね」
「いつも待ってるからね」
「ちっちいないと寂しいしね」
「それに後輩君にも会わせてね」
「いつもお話してる子にも」
「阿波野君に会っても何もないわよ」
 何があるのか不思議な位です。
「別に」
「私達にとってはあるのよ」
「これがね」
「だから言ってるのよ」
「どんな子か詳しく知りたいしね」
「そうなの?おかしなことね」
 首を傾げさせてしまいました。
「あの子に会いたいって」
「そうよ、折角ちっちと会ったんだしね」
「それならよ」
「こちらとしては色々お話したいから」
「それでよ」
「そうなの。じゃあ今度のお休みの時はね」
 阿波野君がまたここまで来ると言っていますし。何か彼とはおぢばでも実家でも会ってしょっちゅうお話している気がします。
「紹介するわね」
「そうしてね」
「私達も楽しみにしてるから」
「あと天理でも頑張ってね」
「引き続いてね」
「ええ、おぢばには最低でもあと四年いさせてもらうから」 
 その後はまだわかりません、基本実家に帰ることになっていますが。
「まだ待っていてね」
「そうするからね」
「元気でやっていってね」
「無理とかしないでね」
「ええ、そうさせてもらうわね」
 こうお話をしてです、私は皆と別れてからおぢばに帰る身支度の最後のチェックをしました。それが問題なくてです。
 この日は早いうちに寝て朝いつも通りに起きましたが。 
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