ライブジャスティスシリーズ
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五河シャイニング/レイオニクスウォーズ
三日月を背後に浮かぶ魔王と化した十香、瓦礫に叩きつけられたメンバーはその姿に驚愕する。
バーナビー「二ベルコルを……一瞬で……」
ワイルドタイガー「なんて無茶苦茶なパワーだ、ハンドレッドパワー状態の俺達を吹き飛ばすなんて……」
ブルーローズ「士道、一体あれは何なの!!」
タロウ「強烈な闇の力を感じる、まさか……」
士道はその手に封解主を手に重々しく告げた。
ゼロ「あれこそが精霊の真の姿、霊結晶の反転によって生まれる、魔王だ」
禍々しい剣を手に全身を闇の霊装を身に纏った十香が不敵な笑みを浮かべる。
十香「私を呼び出したからには、それ相応の相手と見るが……どうやらアイザックではあるがこの世界に無い異質さを手に入れたと見える」
ベリアル「君にはこの力が分かるかな?」
十香「興味ないな、葬られる奴の力の事など」
そして背後で封解主とウェイブランスを手に十香の横にゼロが並ぶ。
ゼロ「油断しない方が良い、少なくとも今の俺達はあの力の全てを知っている訳じゃないから」
十香「それなら後ろの奴らをお前は守ってやった方が良いのではないか?」
ゼロ「?」
十香のその言葉と同時にタイガーたちの前に次元が開く。
ジェイク「よう、久しぶりだなあ、虎徹」
エースキラー「タロウさんでしたね、お初のお目にかかりますぜ」
タイガー「ジェイク!!」
タロウ「エースキラーまで!!」
最大限の力を振り絞り、立ち上がるタイガーたち、二人はそれを嘲笑いながら挑発する。
ジェイク「情けねえなあ、こんな姿でまだ戦おうなんて、なあ!!」
バーナビー「ぐあああ!!」
タイガー「バーナビー!!」
ジェイクはバリアで強化された拳で一撃を叩きこむ。
エースキラーはその姿をまるで娯楽の様に銃弾を浴びせた。
タロウ「この、外道共オォォォォォォ!!」
二人に対し、怒りを爆発させた太郎が両腕に炎を纏い、殴りかかる。
だがその一撃はジェイクには届くはずもなく、タロウはジェイクの収束させたバリアのビームで大きなダメージを受けた。
地面に伏せるタイガーたちにゼロは封解主とウェイブランスを手にジェイクとエースキラーに挑む。
ゼロ(封解主で、奴の能力を封印できれば……)
ジェイク「ああ、そういう事……」
ジェイクは両手から放たれるバリアで封解主とウェイブランスを止め、先端を掴んでへし折った。
ゼロ「そんな、天使を物理的に破壊するなんて!!」
ジェイク「教えといてやる、俺のNEXT能力は二つ、このバリアの精製能力と……人の心が読める能力だ、お前の行動も全部、解る上に対策なんて幾らでも立てられる」
ゼロ「そんな……」
万事休すかとその場で崩れ落ちそうになったその時……
響「うおおおおお!!」
ジェイク「お、お前はッ!!」
突如として上空から飛び降りてきた響がジェイクと拳がぶつけ合う。
響はゼロに叫んだ。
響「諦めないで!!どれだけ苦しくても、前に進むことをやめなければ、きっと報われる時が来る。その為に士道君は戦い続けてきたのなら……
大切な仲間がいつも後ろにいる事を忘れないで!!」
その瞬間、フラクシナスがゼロたちの上空に現れ、そこからライブジャスティスが総出撃する。
テイルレッド「響たちだけにカッコつけられちゃあ、困りますよ」
ウルトラマン「皆を助けるために、俺達も見せつけてやりましょう!!」
折紙「行くわよ、ライブジャスティス、レディー!!」
全員「アクション!!」
ゼロはその姿を見上げ、戦場へと降り立つ仲間と共に叫ぶ。
ゼロ「皆、準備はいいか?」
ジャックとバイソンに担がれるタロウとバーナビーは通信を取る。
ジャック「すまん、バーナビーとタロウを医務室へ、スーツは早急に修理に出してくれ」
ヤプール「お前ら、世界の運命の懸かった大きな仕事だ。引き締めていくぞ!!」
4人「おーーーー!!」
そしてそれに続き、音速のスピードでペンドラゴンを身に纏ったエレン・Ⅿ・メイザースが戦場にSSSを率いて駆けこんでいく。
エレン「社長には指一本触れさせませんよ」
対峙する軍勢に対し、第1部隊、第2部隊、第3部隊が指示を出す。
クリス「進次郎たちはあの3人をやれ、雑魚はあたしたちがやる」
エース「タイガーさんにはバーナビーさんの分まで暴れてください」
進次郎たちはその言葉を聞き、エレン、ジェイク、エースキラーと戦闘を開始する。
ウルトラマン「行くぞ!!」
スペシウムエネルギーを最大出力でウルトラスラッシュを投げつける。
だが8人と言う状況をものともしないジェイクの能力はバリアを応用した衝撃波でタイガーを甚振る様に攻撃する。
だが……
テイルブルー「エグゼキュートブレイク!!」
テイルブルーの一撃にもせき止められる、だがそれが命取りになるのだった。
ジェイク「俺には攻撃が通るとでも?」
その時、ジェイクの上空から大量の剣が雨の如く、降り注ぐ。
千ノ落涙
ジェイク「ぐああああああ!!」
全身を死角から八つ裂きにされ、その体は真紅に染まる。
ジェイク「何故だ!!何故!!」
そしてジェイクの目の前に刀を突き付ける、ジェイクの目の前には非情な顔の翼が立っていた。
翼「テイルブルーの水の力と貴様のシールドで視界を隠せば心を読まれる事も無い、お前のシールドも、発動できなければどこでも必ず死角が出来る。違うか?」
ジェイクは自分の能力を利用された事で自ら深手を負った。
翼「殺しはしない、罪を改めよ……」
だがその瞬間……
ダァン!!
満身創痍のジェイクの頭部にビームが命中する、放ったのはエースキラーだ。
エースキラー「こっちとも遊んでみないか?」
そしてエースキラーとの戦いに名を挙げたのは……
ウルトラマン「今度はこの前みたいにはいかないぞ、エースキラー!!」
テイルレッド「お前はここで倒す!!」
響「倒れろおおおおお!!」
先手必勝で響がエースキラーに殴りかかる。
エースキラーは響の拳で吹っ飛び、建物に叩きつけられるも変形した肩を生々しい音と共に直し、手に持ったナイフでまるで分身の如く攻撃を繰り出す。
ガキィ!!
テイルレッド「なんて不吉な攻撃だ、パターンが読めない!!」
ウルトラマン「それなら……」
ウルトラマンは痛覚センサーを解除し、スペシウムエネルギーに供給を一時的に止めた。
エースキラー「馬鹿め、血迷ったか!!」
エースキラーが進次郎に斬りかかる、
だがその瞬間、エースキラーの腕を掴んだ。
エースキラー「何!!」
ウルトラマン「捕らえたぞ!!」
ウルトラマンはエースキラーを背負い投げし、地面に叩きつけると、至近距離でスペシウム光線を腹部に撃ちつけた。
エースキラー「ああああああああ!!」
エースキラーは全身にスペシウムエネルギーが撃ち込まれ、内部から爆発する形で引導を渡された。
そして上空では……
ギギギギ……
エレンとセブンが空中で大激戦を演じる。
エレン「以前のようにはいきませんよ!!」
セブン「アップデートしたか、だが……」
セブンはEXライフルを2丁手に、エレンのペンドラゴンを迎え撃つ。
エレン「そんな攻撃!!」
セブン「それが油断だ」
EXライフルから射出させる弾がエレンの装甲に対戦車砲の如くダメージを与える。
エレン「何故だ、エメリウム弾対策をしたはず……」
セブンはマガジンをリロードし、そこから落ちる弾を見て告げる。
セブン「お前の所の裏切者がこの前のデカブツの金属データで作った物理破壊弾だ、思った通りの威力だ」
エレン「まさか、カリオストロおおおおおお!!」
そしてセブンの背後から、メガ・ネに乗ったカリオストロとイースナがやって来る。
カリオストロ「エレン、あなたはあーしが裁いてあ・げ・る♡」
だが、それは残酷な別れを告げる戦いでもあった。
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